小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.03.20更新

achick白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース


あ 2週間前より、白い便をする理由でセキセイインコが来院しました。
3歳・雄の症例です。多摩区菅馬場からの来院で体重は27gで痩せぎみす。

あこのような白い便が一面にありました。寄生虫・真菌は陰性でした。

あ便のヨード染色写真、結果は陽性で、デンプンの消化減少の疑いがあります。

あスダンⅢ染色・本症例は脂肪の消化はまずまずでした。

 膵臓の外分泌不全を診断するには、ヒト・イヌ・ネコではトリプシン様免疫活性(TLI)をおこないます。TLIはその動物専用の薬剤を使用して調べなければなりません。残念ながら鳥類用ではTLIを調べる薬剤が開発されていないのでこれ以上の検査はできません。
 

 そのため本症例は臨床所見と、便の消化器の検査より、暫定的に膵臓の外分泌不全と診断しました。このセイセイインコは治療に反応して消化酵素を投与すると便はよくなりました。しかし止めるとまた便が白くなります。

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.03.18更新

achickセキセイインコの血便、メガバクテリウム感染が疑われたケース


あ

あ


 購入したばかりのセキセイインコが血便を主訴に来院しました。
血便には中毒、重傷な肝臓疾患など大変な疾患もありますが、来院したセキセイインコは元気でした。

あ
検便では多くの赤血球が診られました。

あ
また別の箇所ではメガバクテリウムが診られまいた。

 

 そこでメガバクテリウムの駆除のため3日間、通院を指示しました。3日間で血便もなく、メガバクテリウムもいなくなりました。その後、オーナーと協議の結果、予防目的で週1回、合計4回の治療にもかよってもらいました。1ヶ月後 血便もなく、メガバクテリウムも陰性です。

 鳥類の血便を呈した場合はさまざま疾患がありますので、よく担当獣医師と相談して治療をしていってください。

 

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投稿者: オダガワ動物病院