上顎に種子が詰まった文鳥(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2019.08.14更新
■上顎に種子が詰まった文鳥
6歳の雌の文鳥が急に種子を剥けなくなったことで来院しました。
口腔を診ると、上顎に種子が詰まってました。
取り出した種子
種子を採りだしたところ正常に戻りました。
投稿者:
2019.08.14更新
■上顎に種子が詰まった文鳥
6歳の雌の文鳥が急に種子を剥けなくなったことで来院しました。
口腔を診ると、上顎に種子が詰まってました。
取り出した種子
種子を採りだしたところ正常に戻りました。
投稿者:
2019.08.03更新
■セキセイインコ、軟卵の卵詰まり
昨日より急に元気なくなり来院した2歳雌のセキセイインコです。
触診で卵詰まりが疑われました。
レントゲン検査では軟卵が診断されました。(⇧)
ガルシウム剤をのまし、用手法で卵管を反転させました。黒矢印が卵管の開口部です。
卵を割って、薄い卵殻を摘出しました。
その後、約3日間かかって回復しました。
投稿者:
2019.08.02更新
■文鳥を誤って踏んでしまった症例
1歳半の雄の文鳥を誤って踏んでしまった症例です。
臨床症状より、頭部を強打した様子が考えられます。
また便、尿は認められました。
強制給餌、抗生剤、抗炎症剤、総合ビタミン剤で治療をおこないました。
この症例はうちどころが良かったみたいで、翌日には立つようになり、その後、回復しました。
この症例は運よく治りましたが、死亡例は多いです。放鳥時は十分注意してください。
投稿者:
2019.04.16更新
■小桜インコに攻撃されたセキセイインコ
(写真1)
多くの鳥類を飼育されているオーナーの症例です。2日前、生後4ケ月のセキセイインコが小桜インコのケージにあがったところ攻撃されて左足が跛行になったため診察を依頼された症例です。(写真1)
(写真2)
レントゲンでは骨折はありませんでした。(写真2)のように大腿部の内出血をおこしていました。
止血剤を処方して経過をみていただくことにしました。
---------------------------------------------------------------------
複数の鳥類を飼育されている場合は、誤って同時にだすと、小さい鳥はひどい怪我をする場合を多くみます。
オウムとオカメインコを同時にだして、足を1本とられた症例を診たこともありました。
注意されて飼育することを薦めています。
投稿者:
2019.04.13更新
■文鳥の卵詰まり
(写真1)
(写真2)
3歳半の文鳥です。本日、急に元気なくなり、卵を出そうとしているポーズが多く診られたため来院しました。
触診で卵詰まりと診断はつきましたが、レンドゲンを撮ると巨大卵が診られました。(写真1、2)
卵詰まりの時は巨大卵や2つ卵が詰まることもあり、レントゲンは重要です。
---------------------------------------------------------------------
(写真3)
この症例は用手法で、卵殻を確認して、割って摘出しました。
---------------------------------------------------------------------
卵詰まりは、急におき、卵の詰まっている位置が悪いと、生死につながる場合もあります。
卵詰まりが疑われた場合は早く、鳥類診療可能な動物病院を訪れてください。
投稿者:
2019.04.13更新
■マメルリハインコの卵管脱
(写真1)
1歳8ケ月のマメルリハインコです。10日前まで卵を産んでいたそうです。
この個体は1年間で約12個位の卵を産んだそうです。
本夕、急に総排泄口(肛門)から赤いものが出てきたので来院しました。
---------------------------------------------------------------------
(写真2)
脱出していた卵管を押し込みました。その後総排泄口を一糸縫合しました。
この個体はオーナーが早く動物病院を訪れたこともあり、その後回復してくれましたが、次回卵を産むときが心配です。
---------------------------------------------------------------------
卵菅脱がおきで、時間がたってから動物病院に来院して場合生死にかかわります。
簡単に言えば写真1の状態が長くなると、死亡する場合が多いです。このような場合は早く、鳥類診療可能な動物病院を訪れてください。
投稿者:
2019.02.12更新
■文鳥のガラス誤飲
(写真1)室内に放鳥してから、口の開け方がおかしいので来院した5歳の雄の文鳥です。
口腔内を診ると、光るものがみえました。
(写真2)運よく、上顎にはまっていたガラスを鉗子でうまくとれました。
放鳥は大切ですが、異嗜することがあり注意は必要です。
投稿者:
2019.01.02更新
■小鳥の診療
■小鳥の来院時の注意点
①必ず鳥の便を持参ください。検便は鳥類ではとくに重要です。
②必ずベットキャリーに入れてご来院ください。また待合室ではペットキャリーを絶対空けないでください。逃走させても本院は責任を負えません。
よくペットキャリーの中に水を入れて来院するオーナーをみますが、こぼれて飼育している小鳥がビショ、ビショになります。(写真)
よほどの長距離でなければ、水はのぞいて来院することを薦めます。
--------------------------------------------------------------------
豆知識
---------------------------------------------------------------------
小鳥は便も尿も同じ自然口からは排泄されます。
肛門という呼び名は適切でなく、総排泄腔、英語名クロアカが正式名称です。
そのため下痢と多尿をよく間違いて来院します。
---------------------------------------------------------------------
■また必ず検便とそのう検査受けましょう。原虫はじめ、犬猫では存在しない真菌などが感染していることがよくあります。そのため小鳥の診療に慣れた動物病院で行うことをお薦めします。
----------------------------------------------------------------------
■セキセイインコやオカメインコ、小桜インコ、など小鳥はそれぞれかかりやすい病気は多少異なります。
鳥類にはワクチンによる予防はありませんが、バランスの良い食事は大切で、小鳥を飼育したら、日々の体重測定が大切です。
■鳥のサプリメント、ネクトンS、ネクトンバイオについて
■鳥類の筆毛
■穀物鳥 セキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコと文鳥の食事について
----------------------------------------------------------------------
■発情・飼育法に注意することで、未然に病気を防ぐことも可能な場合もあります。
■鳥の発情関連疾患
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者:
2018.11.14更新
■卵詰まりの小桜インコ
(写真1)卵詰まりと診断して、用手法で卵を摘出しているところ。
寒くなると、本来、鳥類は卵を産む季節ではない関係か、卵詰まりの症例を多く診ます。
この症例は、急に体重が増えて調子が悪くなったことで来院した5歳のコザクラインコです。
触診で卵詰まりの診断はつきましたが、卵は複数詰まっていることも多くレントゲン検査をしました。
(写真2)
(写真3)
レントゲンでは卵は1つでした。(写真2、3)
(写真4)用手法で摘出した卵
カルシウム剤を投与し用手法で摘出して(写真1.4)無事終わりました。
しかしまた発情したとき卵詰まりがおきないかどうか心配です。
この症例は簡単に卵は出ましたが、卵詰まりの部位が悪いと死亡する場合もあります。
卵詰まりは緊張する疾患のひとつです。
【関連記事】
■犬の診療
■猫の診療
■ウサギの診療
■ハムスターの診療
■フェレットの診療
■小鳥の診療
■モルモットの診療
投稿者: