
日本ではノミ・ダニ製剤でウサギは認可薬はありません。しかし経験的に安全な薬剤はあります。
ウサギはノミ・ダニ製剤と抗生剤は種類を誤って使用すると死亡しますので注意が必要です。
ご存知でない方はぜひ読んでください。
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フィプロニール製剤は1996年に先発品として
写真①のフロントライン®が
犬猫用の皮膚滴下剤で販売されました。
当時は従来のノミ取り首輪などに比べて『魔法のノミ、ダニ駆虫』と称される程、驚くほどの効能を示しました。 またジェネリック品として
写真②のマイフリーガード®が2010年に販売されました。
フィプロニール製剤の2剤は現在も犬猫には比較的安全に効果あるノミ、ダニ駆虫剤として、多くの獣医師に使用可能されています。
しかしウサギを始め他のエキゾチック動物への効能外使用は死亡例が多く報告され、使用は禁忌です。
フェレットのみ使用可能な記載もありますが、筆者は使用経験はなくコメントできません。
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■コンフォデイズ®(成分名 スピノサド)



しかし

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猫、エキゾチック動物への使用報告はなく薦められません。

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①セラメクチン製剤





世界中の多くの獣医師が使用して確認しています。
ウサギのノミ・耳ダニ・ツメダニなどには効能を示しますが、マダニは効能は示しません。
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②イミダクロプリド含有製剤
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皮膚滴下剤で使用認可は


また効能外使用でエキゾチックへも比較的安全に使用され、本院では

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アドバンテージ®プラスは
犬猫用のノミ駆除剤ですが、
ウサギにも効能外使用で比較的安全に使用できます。
ノミ成虫を駆除可能なイミダグロプリドと、卵、幼虫に作用して環境中の繁殖を低下させるIGR(昆虫成長抑制剤ピルプロキシフェン)剤の合剤です。
イミダグロプリドはイギルスではウサギのノミ駆除剤で認可されているそうです。
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