小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2012.10.02更新

犬のバベシア症
内部寄生虫ですが腸ではなく、犬の赤血球に寄生します。

犬のバベシアは
Babesia gibsoni がほとんどで、Babesia canis が稀にいる程度です。
①西日本からの引越し、②また長期休暇で犬と一緒に西日本への旅行したあと、③闘犬の多い地域で発生が見られます。
西日本に多い病気ですが、関東・東北でも稀に発生あり注意は必要です。
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●感染様式
 マダニに刺されるか、闘犬で感染します。
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●症状は
 元気消矢・食欲低下・発熱・体重減少・赤血球に感染、赤血球を壊して血管内溶血をするのでよって血色素尿がでやすい。                                                      
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●診断
 診断は血液塗抹からおこないますが、あまり効率のよい診断法ではありません。
 最近は遺伝子診断が使用されています。
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●治療
  バベシアを完全に除去できる治療薬はありません。バベシアの増殖を抑え、症状を緩和させる治療が限界です。

  バベシアは人のマラリアに似ているのでクリンダマイシンの投与やアジスロマイシン・アドバコン(日本なし・本院も取り扱いなし)の併用投与になります。 
 
  回復したように見えても、体の状態が悪くなり免疫力がおちると再発する場合もあります。 
                                                           
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作者: オダガワ動物病院

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