セキセイインコの卵管脱出と卵詰まり(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2020.02.22更新
■セキセイインコの卵管脱出と卵詰まり
(写真1)卵がぶら下がっていることで、来院した4才のセキセイインコ
卵管が反転して、卵が卵管に癒着しています。
午前中の診療が終わり、外出中に職員がらたぶん『卵管脱出と卵詰まり』をおこしていると症例が来ると連絡が入り、要件を済ましたあと診療した症例です。
オーナーの話では昼頃、急にこの状態になったらしいです。
(写真2)卵に穴を空け、内圧を低下させて、癒着を剥がして卵を摘出しました。
(写真3)卵を摘出後、卵菅が脱出状態になっていたため、総排泄腔内に収めて1糸縫合しました。
食欲がなくなったり、卵菅の再脱出がおきたり、卵を産む動作が診られたら、早く来院することを伝え治療を終了しました。
■4日後の来院
(写真4)4日後の写真
その後、元気を回復しました。
縫合した糸はとれていました。
その後卵を2つ産んだそうですが再脱出はありませんでした。
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