ネコの耳血腫（川崎市多摩区オダガワ動物病院）
2024.04.01更新
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ネコの耳血腫
ご注意
このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、
インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
症例は9歳避妊済みのブリティッシュショートヘアーです。
耳介が腫れて来院しました。耳血腫をおこしています。
耳血腫は耳介が内出血して内部に血が貯まった状態を指します。耳介は皮膚と軟骨でできており
皮膚と軟骨の間の血管の破綻により大量の血液が貯まるとされていますが
このネコは外見上激しい外耳炎の様子はありません。
18Gの留置針を使用して溜まった血液を抜きました。
細胞診
赤血球が主体で化膿で見られる好中球は殆どみられません。
またグラム染色で細菌は陰性でした。
このネコは経口投与できないこともあり、
ステロイド剤を留置針を利用して耳介内に投与して経過を見ました。
初診時から10日後の来院。
耳血腫は小さくなっていました。
同様に留置針で液を抜きステロイド剤を耳介内に投与しました。
初診時から50日後
その後来院はありませんでしたが、40日後ペットホテルで来院した際には
耳血腫は無くなっていました。
この症例にはステロイドの局所投与が良かったみたいです。
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