シスチン結晶の猫(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.05.04更新
■シスチン結晶の猫
5才の雄の猫が尿路閉塞で来院しました。掛り付けの動物病院が休診なので、本院を訪れました。
膀胱内をエコーで診ると、結晶様の物質が観察されました。
エコー像
この猫は掛り付けの動物病院ではシスチン結晶で何度か尿道カテーテルを入れているそうです。
今後のことは掛り付けの動物病院でおこないたいというオーナーの意向もあり、本院では尿道カテーテルをいれて、生食で洗浄をして治療は終了しました。
遠心して多くの沈査はえられませんでした。
しかし顕微鏡で五角形のシスチン結晶が診られました。
この猫はアミノ酸の給餌を最小限にする意味で、腎臓サポートをたべさせていました。また薬剤はチオラを常時、飲ませて、皮下補液もしてましたが、再発してしまいました。
シスチン結晶は、適格に予防できる有効な薬剤、食事がなく、厄介な疾患です。
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