鼠径陰睾の犬(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.06.18更新
■鼠径輪の陰睾のトイプードル
5歳の鼠径輪の陰睾のトイプードルの手術以来がありました。鼠径輪の陰睾ですが、ほっておくと癌化はしやすくなります。獣医師の立場からは、早い時期での摘出を薦めます。
黒 本来の精巣の位置
赤 本症例の精巣の位置
手術中の様子
摘出した精巣、正常にくらべて小さいです。
手術終了の様子
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別の症例ですが、鼠径輪の陰睾を13年、手術しないでいた症例です。黒い囲いが腫瘍部分です。
これだけ大きいと悪性の可能性も十分に考えられます.
そのため早期の手術をお勧めしています。
■陰睾とは
6ケ月を経過して、精巣が所定の位置におりてない状態をさします。
腹腔に精巣があると将来的にセルトリー細胞腫(簡単にいえば精巣の癌)になりやすくなります。
統計上、陰睾の犬17匹に1頭はなると言はれています。
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■川崎市獣医師会
■川崎市健康安全部生活衛生課
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