小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2023.09.25更新

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dog消臭剤で眼の付近を拭いたら角膜潰瘍を起こしたケース


1(写真1)
ペットの関連商品はよく説明書を読んでから使用してください。今回はよく説明書を読まなかった為おきた事例です。
6ケ月令のトイ・プードルで眼をパチパチするようになり来院しました。(写真1)

 

1(写真2)
 稟告を聞くと、理由は眼に入れることはやめるように記載されている消臭剤(写真2)を誤って動物用のテッシュにつけて眼の周りを拭いてしまったそうです。
それから眼をパチパチするようになりました。緑茶乾留エキスが主成分の消臭剤です。

 

1(写真3)

 眼科検査では右眼、左眼ともメナス、ダスルは正常でした。シルマーテスト(右眼20mm/min、左眼17mm/min)も正常範囲でした。
緑茶乾留エキスが主成分なので刺激性は強くないと考えていましたが、フルオル試験で両眼が緑に染まり(写真3)、角膜潰瘍が起きていました。
また結膜、角膜の細胞診でも炎症細胞は診られませんでした。

以上の所見より、抗生剤・ヒアレインの点眼で経過をみました。4-6時間に1回の点眼をお願いしました。




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投稿者: オダガワ動物病院