小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2011.01.07更新

 

 

 

 

 

 

 

オダガワ

■ chick総排泄腔脱のセキセイインコ

卵を産んだら赤い物がでてきたとの稟告で、川崎市宮前区よりセキセイインコの雌が来院しました。朝の7時にはこのような状態だったみたです。
 現在は午後4時半ですが、午前中より鳥類を診てくれる動物病院がなかなかみつからず、この時間になって本院を訪れました。診断は総排泄腔脱です。
 このような症例は多く経験してますが、脱出して最高12時間位が救命できた最高時間です。すこし時間がかかっていることが気になります。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横からみるとこのような様子です。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修復しバイクリルで1糸縫合しました。

 

 

 

 

 

 その後、3日間入院しました。保育箱を30度に保ち、経過観察しました。オーナーの意向もあり3日間で暫定退院しました。
入院中は検便でメガバクが検出され、ファンガードの投与もいたしました。
縫合して1週間は抜糸をしないで、観察する旨をつかえました


 

 

 

 

 

 

 

レントゲン
筋胃の上方移動
肝腫大
過骨症
がみられた。



●縫合後、1週間の来院

 

 

 

 

 

 

 

抜糸終了
総排泄腔脱はなおりました。
しかしまだ元気度はオーナーのお話では70%位の回復だそうです。



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作者: オダガワ動物病院