小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2022.11.29更新

 

あ rabbitウサギの皮膚腫瘍(良性の毛芽腫)


    padご注意

このホームページに記載されている疾患の予後、
薬剤の説明、他の動物病院の処方薬剤、

インターネットに記載されている薬剤などの
電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。

当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。


あ
(写真1)右上腕骨の上にある皮膚腫瘍

あ
(写真2)左大腿骨の上にある皮膚腫瘍

 5歳のウサギです。右上腕骨の上、左大腿骨の上に皮膚腫瘍が発生して来院しました。

血液検査、レントゲンをおこないました。レントゲン上では転移なく、心臓の大きさも正常でした。
軽度の貧血はありましたが、麻酔には問題なしと判断して手術を行いました。

 

あ
(写真3)摘出した皮膚腫瘍2つ

病理検査では良性の毛芽腫(trichoblastoma)という診断でした。
 

 毛芽腫とはウサギに多く見られ、表皮に存在する毛芽細胞が腫瘍性に増殖した状態をさします。本症例は2つとも明確なマージンが確認され良性の毛芽腫と診断されました。
良性でも腫瘍が大きくなると切除困難な場合もあります。当院の経験では年齢が増すと拡大する傾向があることを経験しています。このウサギは5歳で手術を受けたことは最適ではと考えます。
悪性になると手術しても高頻度に再発しますが、転移は少ない腫瘍と言われています。


 bookリンク

 


  

   calendarright arrow当院の診療カレンダー

traincarright arrow【当院への交通アクセス、駐車場】

padright arrow【最寄駅、登戸駅からの道順】


投稿者: オダガワ動物病院