マイコプラズマ性のネコ結膜炎(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)
2018.05.03更新
■マイコプラズマ性のネコ結膜炎
写真1・初診時
写真2・初診時の結膜細胞診
2歳のネコ、ラングーン種、避妊済み、2週間前より、左眼の結膜の腫脹を主訴に来院しました。(写真1)
くしゃみはなく、右眼は正常でした。
フルオル試験は陰性、結膜のスワブ検査では、写真2のように白血球が主体をしめていました。
ニューキノロン系抗生剤点眼、また時期を改めてデキサメサゾンの点眼、
インターフェロン点眼をしましたが全く効果ありませんでした。
写真3、眼の拭い液、遺伝子検査
そこで眼の拭い液を遺伝子検査したところ、マイコプラズマに陽性を示しました。(写真3)
そこでマイコプラズマに抗菌作用のある抗生剤に変更しました。
1週間後、来院はありませんが、治ってきたと連絡がありました。
再発防止を含めてこの抗生剤を合計3週間投与してもらいました。
3週間後はほほ完治の状態になったとのことです。
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