本院の検便ではウサギの酵母菌が診られました。 ウサギの酵母菌は時々犬でみますが、ひどい下痢になった記憶はありません。
子犬の下痢で多い疾患に原虫疾患の ジアルジアがあります。このジアルジアの特長は、顕微鏡での糞便検査ではなかなか発見されません。そのため抗原検査が必要です。
この症例は遺伝子検査は陽性でしたが、本日は下痢は止まっているので、 ジアルジア駆虫は行いませんしでした。
陽性でも便が普通なら ジアルジア駆虫は行わなくてもよいケースもあります。その理由は1年位たつと免疫で自然治癒することも多い原虫のためですが最近は駆虫する傾向になっています。
しかし最近はヒトの感染する可能性が示唆されており、駆虫を推進する意見が多いです。
他の寄生虫疾患は
■ ウリザネ条虫の猫
■ ウサギのコクシジウム症
■ ハト回虫 虫卵と成虫標本
■ マンソン裂頭条虫
■ 犬回虫症
■ 猫回虫
【関連記事】
■ 犬の診療
■ 猫の診療
■ ウサギの診療
■ ハムスターの診療
■ フェレットの診療
■ 小鳥の診療
■ モルモットの診療