基底細胞腫(毛芽細胞腫)が示唆されたウサギ(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

オダガワ

■ 基底細胞腫(毛芽細胞腫)を示唆されるうさぎ
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1年ほど前より診ているうさぎです。

雄7歳です。1年前あったしこりが急に大きくなり、本日脱落しました。

しこりは左右あります。皮膚から遊離しているので、
手術が最適ですが、オーナーが踏み切れないみたいです。

細胞診の所見、うさぎのしこりの大きさなどから基底細胞腫(毛芽細胞腫)をうたがっています。
 



基底細胞腫は、重層扁平上皮から生じる病変のひとつです。

最近は基底細胞腫は、起源を表皮の基底細胞でなく発生初期の毛芽に近いものと考え、
毛芽細胞腫 呼び名が多いです。

うさぎを除く動物では、悪性に入れられているますが、
うさぎの基底細胞腫は良性で長生きする傾向が多いです。

本院では、このうさぎの基底細胞腫2-3才時より、皮膚にしこりで来院するケースが多く、
経過をみていると、6-7才で急に大きなしこりになって来院します。

年齢・大きさをを考えて、早めの手術をお勧めします。

「しこり」がちいさければ無麻酔でレーザー手術も可能です。

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