小桜インコの白内障(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

  

オダガワ

■ 小桜インコの白内障



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9才の小桜インコの左眼が白くなったことで、神奈川県川崎市多摩区菅馬場から来院しました。スリットランプで拡大すると、水晶体がしろくなっています。
この所見より白内障と診断しました。
鳥類は眼が小さく、点眼は大変です。積極的にはすすめられません。
その理由として、眼以外のところに点眼薬が入ると痒みを生じ、皮膚炎を起こす場合もあります。また鳥類では白内障の手術は報告はありません。
本症例は、オーナーと協議して、アスタキサンチン製剤を飲水投与してこれ以上悪くならなければ良いのではという治療にしました。
(備考・アスタキサンチンは白内障の万能薬ではありません。同様の症例の方は、治療の際は、かかりつけの獣医師とよくご相談ください。)


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小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。


 

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