そ嚢がおおきなセキセイインコ(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

あ

■ そ嚢がおおきなセキセイインコ


 

 

 

 

 

 

 

 そ嚢がおおきなセキセイインコ

5歳の雌のセキセイインコが倒れて、緊急状態で夕方4時に来院しました。以前にかかっていた動物病院で、そのうが大きいので、食事制限をすようよに指導されたらしいです。
来院時は、低体温、羽毛は膨れていました。ベジタブルサポート、抗生剤、ステロイドをそのう内に投与し、30度に保温しました。夜の8時ごろより、(写真左)意識も回復して、自力で餌も食べだしました。夜7時ごろに尿検査では、グルコースが低く、低血糖をおこしていたことが、予想されます。翌日レントゲンを撮りました。


 

 

 

 

 

 

 


卵管内と推察される部位に、卵材がありました。過骨症も存在して、相当長期間、持続発情になっていることが予想されているレントゲン像です。 

 

 

 

 

 

 

 

安全をきしてイオヘキソールを投与して、レントゲン造影をしました。投与後、数時間後には造影剤は排泄されました。

以上の見解より、十分に消化管は動いているので、食事の制限は必要なしと判断しました。

またこれだけそのうがおおきいにもかかわらず、体重は36gです。逆にやややせ気味のセキセイインコでした。現在、自由給仕で、経過観察中です。
----------------------------------------------------------------

 【関連記事】
文鳥(学名:Padda oryzivora)の条虫(Taenia)感染
白い便のセキセイインコ、膵臓の外分泌不全が疑われたケース
打撲とメガバクテリア(マクロラブダス)感染のセキセイインコ
ハト回虫虫卵と成虫標本
小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。

 


【関連記事】
■ 犬の診療
■ 猫の診療
■ ウサギの診療
■ ハムスターの診療
■ フェレットの診療
小鳥の診療
モルモットの診療


 

   当院の診療カレンダー

【当院への交通アクセス、駐車場】

【最寄駅、登戸駅からの道順】