モルモットのハジラミ(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

あ

■ モルモットのハジラミ
Gliricola porcelli、Gliricola ovalis


 「白っぽいものが皮膚を這っている。シラミでは?」というオーナーの主訴で川崎市麻生区から来院した生後3ヶ月の雄です。

あ


モルモットのハジラミは耳の後ろが好発部位ですが、この症例は右腰部が病変でした。
自宅飼育では、特に幼若な個体に多発します。

 


毛を注意深く分けて観察すると白い小さな虫体が観察できました。
皮膚検査をするとハジラミが発見されました。ヒトには寄生しません。

 ハジラミ類は終生を宿主体表で生活しています。吸血はしませんが表皮、毛を食しています。
雌は雄より大きく、数も多くいます。
虫卵⇛若虫⇛成虫になる不完全変態で、若虫は3 回脱皮して成虫になります。

あ

若虫は色素が抜けたような色です。


成虫は色素が多くなります。

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■治療
モルモットに使用可能な、殺ダニ剤を皮膚に滴下します。


 

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  木下沢梅林