遺伝子診断で診断した、猫ヘルペスウイルス結膜炎(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ 遺伝子診断診断した猫ヘルペスウイルス結膜炎


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1歳の避妊済みのアメリカンショートヘアーです。結膜炎を繰り返すため来院しました。涙液量(STT-1)は右眼は25mm/min、左眼は30mm/minで、フルオルテスト、左右眼とも正常、結膜の細胞診は左右眼とも白血球が散在されました。原因の特定につながることを期待して、猫上部呼吸器パネルの検査をおこないました。

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 結果は(上記)猫ヘルペスウイルス感染が陽性を示しました。仔猫のとき猫ヘルペスウイルス感染に罹患すると、ウイルスは三叉神経に感染し潜みます。潜んでいたウイルスは『ストレス』、『免疫の低下』などにより、末梢神経を伝わって移動して、眼瞼に到達して結膜炎をおこします。ヒトでいう帯状疱疹に似たような発症をします。

治療には抗ウイルス剤の投与が大切で本日より始めてもらいました。抗ウイルス剤は初期のほうが効能は診られます。この症例は少し時間がたっているので時間はかかると推測しています。

 


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