クラミジアが原因の結膜炎(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ クラミジアが原因の結膜炎



症状から猫カゼ(猫ヘルペスウイルス)と思ったていたらクラミジアが原因の症例です。

3ヶ月の仔猫が来院しました。
両目の目やに、クシャミが主訴です。

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結膜ゆぐい液、右目

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結膜ゆぐい液、左目

以上、症状、ゆぐい液から猫カゼ(FVR)と細菌の二次感染と仮診しました。
インターフェロン、抗菌剤の点眼を処方しました。

 この症例はオーナーの理解もあり、眼結膜の細菌培養、遺伝子検査も追加しました。
(費用が高くなる欠点はあります。)


 

検査結果は約1週間後になります。

 

すると

細菌培養は陰性

遺伝子検査は

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予想された猫カゼ(猫ヘルペスウイルス)は陰性でクラミジアが陽性です。

このカゼの症状の症例は
猫カゼ(猫ヘルペスウイルス)のカゼではなく、クラミジアに対するカゼです。

クラミジアに対することが可能な眼軟膏を処方しました。


2週間後の来院


右眼の細胞診


左目の細胞診

 好中球がなくなり、結膜の炎症は多少ひきました。
まだクシャミがあるのでクラミジアに効果ある
経口薬も追加しました。


 


経口薬を投与して3週間後、アイラインはなくなりよくなりました。
この症例は遺伝子検査ができたので、適格な薬剤の選択が可能でした。

 


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