猫の血圧(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ 猫の血圧


 

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本院の血圧測定風景。
本院の機種は臨床的意義の高い

収縮期血圧のみの測定になります。
またアクティブな猫には測定できない場合もあります。

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●猫の血圧は研究会資料より。)

文献 個体数 収縮期血圧 平均血圧 拡張期血圧
Bodey et al. 104 139±27 99±27 77±25
Mishino et al. 60 115±10 96±12 74±11
猫種、肥満による差はありません。血圧単位 mmHg

このような記録があります。

血圧は興奮で変動するので、できるだけ安静にして測ることが大切です。
諸条件と合わせての診断になります。

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●高血圧

原因が不明な一次性と原因臓器が考えられる二次性に分かれます。
高血圧により障害を受けやすい、標的臓器として、腎臓、脳、心臓、眼があります。

血圧は下記のようにグレード分けします。(研究会資料より)

グレード 収縮期血圧 拡張期血圧 標的臓器障害の程度
❶ 150未満 95未満 最少
❷ 150-159 95-99 軽度
❸ 160-179 100-119 中程度
❹ 180以上 120以上 重度
血圧単位 mmHg
❸。❹になると降圧剤が必要です。

本院ではこの値を基準に治療にあたっています。
降圧剤は病状により変わりますので、本院以外で薬剤を処方されている方は
担当獣医師にお尋ねください。


 

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