猫の疥癬症(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

お

■ 猫の疥癬症 (sarcoptic mange


 
皮膚掻爬検査で疥癬が発見されました。


猫を保護したので診療を依頼されました。疥癬症はヒゼンダニというダニの寄生により、ネコに激しい痒みを引き起こす病気です。体を強く引っかくので、皮膚が傷つき、化膿や出血を起こすことも生じる場合もあります。皮膚がやたら厚く、肘、前胸部、腹部、膝下、尾のつけね顔、耳の周りなどに痂皮・鱗屑が診られます。

この症例は駆虫剤を注射して2週間後の来院を指示しました。複数飼育している方はこのようなネコを保護すると、飼育しているネコにすべてに感染します。またこの疾患は人畜共通の疾患です。ネコの疥癬はヒトの皮膚では卵は産めませんが、感染すると激しい痒みを生じます。

上記の写真のようなネコは早く動物病院へつれってください。早期ならほとんど駆虫剤で治ります。ただし濃厚感染ではは死亡例もあります。

 


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