ウサギのズツキダニ(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)


■ ウサギのズツキダニ
(Listrophorus gibbus


  ウサギの皮膚に「茶色のこしょう」のようなものが診られ、希に動くという主訴です。またブラッシングすると同様のものが採取可能とのことです。そこで本院ではセロテープで皮膚、クシから虫体を採取して顕微鏡でみました。


ズヅキ

ズツキダニ(雌)

すると ズツキダニが発見されました。形態より雌です。このズツキダニはウサギの体幹部に寄生し皮膚から組織液を吸って生活しています。ウサギに症状はないことが多いですが濃厚感染では掻痒感を訴えるケースもあります。またヒトへの感染はないとされています。

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■治療
ウサギに安全に使用できるノミ・ダニ剤のレボリューションを背中に塗布しました。このズツキダニは2-3日で駆虫されました。念の為うさぎが使用していた機材の熱湯消毒とレボリューションをあと2ヶ月続けて頂くことをお話しました。

セラ

レボリューション

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 ウサギの外部寄生虫は
■ ウサギのツメダニ症
■ エキゾチックに安全に使用できるノミ、ダニ製剤

 

  ハジラミ感染
■ モルモットのハジラミ
■ 鳥類のハジラミ
仔猫のハジラミ感染(Felicola subrostratus


雌雄判別
■ モルモットの雄雌の相違と去勢


 

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