ウサギの疥癬症(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

 

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■ ウサギの疥癬症



  動物病院を2-3件回ったが1年間治らないとのことで、東京都福生市からのセカンンドオピニオンで来院しました。2才の雌で 「鎧をかぶったような」ウサギです。診療するとに普段皮膚が薄い部分が「かさぶだ状」になっていました。
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疥癬の成虫と卵
 

そこで皮膚掻爬検査と真菌培養を行いました。皮膚掻爬検査で疥癬(成虫・卵)が発見されました。疥癬症はウサギでは希な疾患です。この疾患は皮膚が厚いで長期に疥癬がいたと考察され、完治には時間はかかるとおもいました。本日は疥癬の駆虫薬を注射して週1回の来院を指示しました。また真菌は後日陰性であることがわかりました。

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■2週1回、駆虫剤の注射をつずけて2ケ月後の写真です。

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その後薬剤の投与でたいぶよくなりました。

●注意 ウサギの疥癬症の報告は少ないですが、犬猫の疥癬症は人にもうつります。この症例もヒトにうつるとこを前提に環境の熱湯消毒をして頂きました。 また疥癬は猫で重傷だと痒みで死亡する場合も記載されています。



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