症状から猫カゼ(猫ヘルペスウイルス)と思ったていたらクラミジアが原因の症例です。
3ヶ月の仔猫が来院しました。
両目の目やに、クシャミが主訴です。
以上、症状、ゆぐい液から猫カゼ(FVR)と細菌の二次感染と仮診しました。
インターフェロン、抗菌剤の点眼を処方しました。
この症例はオーナーの理解もあり、眼結膜の細菌培養、遺伝子検査も追加しました。
(費用が高くなる欠点はあります。)
検査結果は約1週間後になります。
すると
細菌培養は陰性
遺伝子検査は
このカゼの症状の症例は
猫カゼ(猫ヘルペスウイルス)のカゼではなく、クラミジアに対するカゼです。
クラミジアに対することが可能な眼軟膏を処方しました。
2週間後の来院
右眼の細胞診
左目の細胞診
好中球がなくなり、結膜の炎症は多少ひきました。
まだクシャミがあるのでクラミジアに効果ある
経口薬も追加しました。
経口薬を投与して3週間後、アイラインはなくなりよくなりました。
この症例は遺伝子検査ができたので、適格な薬剤の選択が可能でした。
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