セキセイインコの痛風(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ セキセイインコの痛風


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  関節に痛風結節が診られた6歳のセキセイインコです。近所の動物病院では治療法がなという理由で2年間放置され増大傾向になっているため麻生区から本院に来院しました。

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痛風結節を細胞診すると、写真のような組織が採取できました。

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顕微鏡で尿酸ナトリウム結晶の針状結晶が診られ痛風と確定診断が出来ました。セキセイインコの場合、痛風結節が小さいとこれらは発見しにくい場合もあります。

治療は尿酸排泄促進剤を中心におこないます。他に尿酸は酸性尿では溶けにくいため、尿をアルカリにしたり、、尿酸の生産を抑える薬剤が使用されます。

この症例は重傷症例です予後不良が予想されます。痛風は薬剤の使用で、中程度までの症例なら生活の向上は可能な場合もあります。


 

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