3歳・雄の症例です。多摩区菅馬場からの来院で体重は27gで痩せぎみす。
膵臓の外分泌不全を診断するには、ヒト・イヌ・ネコではトリプシン様免疫活性(TLI)をおこないます。TLIはその動物専用の薬剤を使用して調べなければなりません。残念ながら鳥類用ではTLIを調べる薬剤が開発されていないのでこれ以上の検査はできません。
そのため本症例は臨床所見と、便の消化器の検査より、暫定的に膵臓の外分泌不全と診断しました。このセイセイインコは治療に反応して消化酵素を投与すると便はよくなりました。しかし止めるとまた便が白くなります。
他の動物の消火器病
■ 鳥の検便
■ イヌの消化管寄生虫
■ ネコの内部寄生虫
■ ウサギの消化管寄生虫
■ ハムスターの検便
【関連記事】
■ 犬の診療
■ 猫の診療
■ ウサギの診療
■ ハムスターの診療
■ フェレットの診療
■ 小鳥の診療
■ モルモットの診療