料理中に誤って叩いた文鳥(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

あ

■ 料理中に誤って叩いた文鳥


火を使用した料理中に台所に遊ばせていた文鳥です。
コンロに寄って来たので、まな板で制しようとしたところ腰部を強打してしまい内出血をおこして来院した症例です。


血液をおとしたところこのような様子でした。

この症例は入院を薦めましたが、オーナーの意向で自宅で診ることにしました。
処方薬として抗生剤、止血剤を処方しました。
受診後、4日目に動かなくなり、体重も減り死亡しました。

鳥類は外部の殴打などに内出血がとまらず死亡するケースはよくあります。

この症例の一番まずい点は火を使用した料理中に台所に遊ばせていた点です。
ペットの知能は一部研究ではヒトの2歳位とされています。大切なペットです。動物病院で健康診断をすることも大切ですが、次におきることを推測して行動することも重要です。

数年前、肩にセキセイインコをのせてから揚げをしていたら、セキセイインコが足をすべらせ油の中におちた症例をみたこともありました。

 


【関連記事】
■ 犬の診療
■ 猫の診療
■ ウサギの診療
■ ハムスターの診療
■ フェレットの診療
小鳥の診療
モルモットの診療


 

   当院の診療カレンダー

【当院への交通アクセス、駐車場】

【最寄駅、登戸駅からの道順】