うさぎの臼歯の過長(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

オダガワ


■ ウサギの臼歯の過長


 

臼歯1


2才のネザーランドドアーフが1ヶ月も食べが少ない理由で来院しました。
最近のウサギの流行でネザーランド・ドアーフは下顎が突出して、上額短いウサギが多いみたです。
その関係か臼歯の疾患は多くなっています。
 ウサギは下顎を亜脱臼させて食事します。
その関係で、片方のみ臼歯が過長になっても、食事できる場合もあります。
諸説ありますがウサギの歯は1ヶ月で4mm伸びるので、この症例は相当長い期間にわたって過長があると推察されます。


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■本症例
2才のネザーランドドアーフです。
身体検査は異常ありませんでした。また麻酔前検査の血液・生化学の検査も正常でした。

臼歯3


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■処置
 イソフルレンで麻酔をしました。舌に潰瘍があります。
上記しましたが、ウサギの歯は1ヶ月で4mm伸びるので、この症例は相当長い期間にわたって過長があると推察されます。
ウサギ用の歯切り夾みで過長部分を切除して、マイクロモーターで歯をトリミングしました。

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■食事

ウサギの歯の咬合を考え、食事は牧草を多くおげるように指示しました。


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