文鳥の巨大卵の詰まり(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

オダガワ

文鳥の巨大卵の詰まり

桜文鳥 1才半 雌 いつも奥さんの服の中でいることが多い文鳥です。
本日、卵を4つ生んでから、急に元気なくなり、巨大便もする主訴で神奈川県川崎市高津区から来院しました。

z

腹部・文鳥の腹部は普通は大人の人差し指の爪1本です。この症例は第一関節まではいります。また触診で卵殻があることを確認します。
----------------------------------------------------------------------
 

あ

 
 

あ

   レントゲンを撮り巨大卵を確認しました。
----------------------------------------------------------------------

あ

用手法で割って摘出した卵

----------------------------------------------------------------------
●コメント
いつも奥さんの服の中でいることが多いので年中の持続発情をおこしていて、このような巨大卵による卵詰まりをおこしたと推察されます。レントゲンでも持続発情したときにみられる、肝臓の腫大、過骨症が1才半でみられました。今後飼育状況を改善しないと、短命におわることが多いケースです。巨大便は卵が腸管を圧迫したためにおきた現象です。


 【関連記事】
小鳥診療に慣れた動物病院で検便をお勧めします。
穀物鳥 セキセイインコ・オカメインコ・コザクラインコと文鳥の食事について
鳥類のサプリメント ネクトンS、ネクトンバイオについて
卵詰まりの文鳥
セキセイインコを踏んだ症例


 

   当院の診療カレンダー

【当院への交通アクセス、駐車場】

【最寄駅、登戸駅からの道順】