ネコ、ストロバイト膀胱結石(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ ネコ、ストロバイト膀胱結石


ご注意

このホームページに記載されている疾患の予後、
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電話相談は診療の妨げになりますので
お断りしています。
当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。
 


尿道閉塞で8歳の雄ネコが来院しました。

ペニスの先に(写真3)で示した、1-2mmの結石が付着していました。

オーナーに話を聞くと、尿道閉塞は初めてだが以前より頻尿になることはあったそうです。

 
ペニスの先に付着していた結石をプレラレートに乗せました。(写真3)


結石を顕微鏡でみましたが診断はつかないため
検査センターで分析を依頼しました。(写真4)

後日、リン酸Mgアンモニウム(ストロバイト)98%以上と回答があり
ストロバイト結石という診断がつきました。


尿検査ではpH7.0、潜血(++)、蛋白(++)、比重1.024(写真5)で
沈査では赤血球、好中球がみられましたが
ストロバイト結晶は陰性でした。

ストロバイトはアルカリ尿で生成されます。
この症例は尿pH7.0なのでオーナーには尿を酸性化する食事療法を薦めました。


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