ウサギの臼歯過長(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

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■ ウサギの臼歯過長


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食欲不振で来院した5歳のウサギです。ウサギの歯式(永久歯)は上顎は切歯2本、犬歯0本、前臼歯3本、後臼歯3本で下顎は切歯1本、犬歯0本、前臼歯2本、後臼歯3本)で計28本です。
このウサギは3ケ月に1回位の割合で食欲不振になり、麻酔下で臼歯の処置をしています。いつも悪くなる歯が決まっていません。今回は口腔検査では左下に涎が多くみられました。麻酔下でよくみると3ケ月前は右下顎の後臼歯が過長してましたが、今回は口腔検査に合致して左下顎の後臼歯が過長していました。(ピントが合わず見にくい写真ですが、黄色矢印)

 

ウサギの臼歯過長は、臼歯がスパイク状になり軟部組織を損傷により食欲不振をおこします。
この症例も舌下に臼歯の尖った部分があたり炎症が見られます。(黄色矢印)

このスパイク状に過長した部分を切ると食欲は回復する場合が多いです。

このウサギも過長部位をカットしました。そして麻酔が覚めると食べだしました。


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