チョコレート中毒になりかかったイヌ(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

 

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■ チョコレート中毒になりかかったイヌ


    ご注意

このホームページに記載されている疾患の予後、
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お断りしています。

当院での診察、薬剤希望の方はペットをつれて来院ください。

 

 

 6時間目前、上記の20個入りミルクチョコレートを12個位食べてしまったことで、体重6kgのワンちゃんが来院しました。
イヌは元気でしたが、イヌはチョコレートの成分のテオブロミンの代謝が遅く中毒になる場合があります。
本日は診療時間ぎりぎりの来院でしたので、心電図、血液検査をおこない、異常のないことを確認しました。処置は活性炭を投与しました。

後日発売メーカーに連絡がとれ、チョコレート1個当たり約43mgのテオブロミンが含まれていることを教えていただきますした。
12個食べたので約516mgのテオブロミンを食べたことになります。
6kgのワンチャンなので1kgあたり86mgになります。

 個体差はありますが、体重1kgあたり50mg~100mgのテオブロミン領で中毒症状が起こるといわれておりギリギリ大丈夫だったみたいです。
LD50(50%の確率で死亡する量)は体重1kgあたり250mg~500mg位と報告されています。

このワンチャンは運よくなにごともなく、その後元気で暮らしています。

チョコレートを頂いたとき、クルスマス、正月などパーテイなどが多いときは。チョコレートはじめいろいろなものが落ちていて、ワンチャンが誤食する可能性があり注意が必要です。


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