ウサギの偽妊娠(川崎市多摩区、オダガワ動物病院)

あ

■ ウサギの偽妊娠


 


一羽飼いの3才の雌ウサギです。乳腺が腫脹したことで来院しました。


乳腺から乳汁を出しました。


細胞診では特に炎症細胞、赤血球は検出されませんでした。

 

ウサギの偽妊娠は交尾後におこるとされていますが、雌が複数飼育している場合、他のウサギにマウントされたりすることでおきます。巣作り行動などもみられることもあります。この症例は1羽飼育でもおきました。偽妊娠なら15-17日位で消出しますが、乳腺が腫脹が長期になり、乳汁が血様なときは子宮の所見と合わせて嚢胞性乳腺炎も疑います。この場合は子宮卵巣全摘出が必要です。


 

当院の診療カレンダー

【当院への交通アクセス、駐車場】

【最寄駅、向ヶ丘遊園駅北口からの道順】