小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.07.29更新

お
犬のノミアレルギーの症例


①犬のノミアレルギー疑いの皮疹

 ノミアレルギーは①写真のように尻尾の付け根を中心とした激しい痒みで来院します。
時期は9月ー11月が多いです。

 有名なヒトのスギ花粉アレルギーでは、花粉は1-2月に飛びますが、アレルギー症状がでるのは3-4月が多いです。アレルギー疾患はアレルゲンが多い時期と、症状の発現には1-2ヶ月のタイムラグがあります。
  写真②のノミの感染は7-9月に最も多く診られますが、写真①のノミアレルギーは上記したタイムラグの関係で、症状は9-11月に診られることが多いです。またノミアレルギーはノミが1匹でもいれば、おきる可能性があり、来院時はノミは発見されないことが殆どです。
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■ノミ感染とは

  
②犬のノミ感染                  ③ノミ成虫

 犬のノミ感染はのある川崎市多摩区では通常7-9月頃おきることが多いです。
写真②の『黒い点』をセロハンテープで採取して顕微鏡で診ると、写真③のノミ成虫が診られます。ノミの駆除剤のみで治療可能です。
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■ノミアレルギーの治療
 ノミアレルギーの治療はノミの駆除剤を皮膚に滴下して、ステロイド剤を投与すると痒みは落ち着きます。
しかしやめるとまた痒みを訴える場合が多く、完治までは2-3ヶ月間の痒み止めの薬剤を使用することが多いです。

 この症例の犬ちゃんは9月に来院したこと、7月頃多摩川付近を散歩して他の犬との接触が多かった点、またノミアレルギー独特の皮疹を示していた関係で臨床診断としてノミアレルギーと診断しました。12月ごろまでステロイドを減量して様子をみていました。
 また以前、夏休みに避暑地で犬が多く集まる会合に参加する方に同様の疾患が診られたこともありました。


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  【break time】

あ glitter3五丈岩(奥秩父、金峰山)


投稿者: オダガワ動物病院

2017.07.22更新

おboarモルモットの疥癬


a

 購入したばかりのモルモットの右耳の下部を痒がることで来院しました。
皮膚検査で数カ所サンプリングしましたが疥癬は発見されませんでした。しかし皮疹より疥癬症と疑いセラメクチンを滴下しました。

a1ヶ月後、痒み、皮疹も改善されました。


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【break time】

あ
 シャクナゲ (月山、仏生池7月)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.07.17更新

おdog犬疥癬はヒトに接触感染します。


あ

 世田谷区からセカンドオピニオンで来院したケースです。2歳の雄のプードルです。家庭に来た時から、耳介、ひじやかかとなど被毛の薄い部分が『粉をまいたような皮疹疹』ができて、犬はひどいかゆみに悩まされていました。そして次第に病変は拡大していき、全身が激しい痒みがおき、皮膚は厚くなり悪化傾向になったため、本院を訪れました。

あ診断は皮膚の掻爬検査で疥癬を見つけます。
あ オーナーの腕です。オーナーも犬を飼育してから、慢性の痒みに悩まさせていました。疥癬はヒトにも一時的に感染します。腕などが吸血されやすい部位です。

この症例は疥癬の駆虫剤で犬もヒトもよくなりました。


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 【break time】

あglitter3乗鞍、畳平、8月


 

 

投稿者: オダガワ動物病院