小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.06.30更新

おdog犬に3ケ月間の効果あるノミ・マダニ製剤


1写真 「ブラベクト」(成分名 フルナナレル)

 本日来院の雄7才プードルは滴下剤を皮膚に塗布すると、液剤の匂いがストレスらしく、ひっくり返ってしまい背中を床に激しくこすりつけてしまうため、2-3時間抱っこが必要でした。
また性格がナイーブで、薬剤も飲ませることが大変な犬ちゃんです。

 そこで今回、犬用、経口投与のノミ、ダニ駆虫製剤、「ブラベクト」(成分名 フルナナレル)を処方しました。

 この薬剤はチュアブル錠で嗜好性は92%と高く、最大の特長は効果期間が3ケ月もある点です。

 本剤は添加剤としてフレーバー(豚肝臓及び醸造酵母由来)、トウモロコシデンプン、パモ酸二ナトリウム水和物及びダイズ油などを含みますが、ある程度の大きさまで加水分解されているので、これらの添加物でアレルギーのおこる可能性は低いとされています。

 コリー、シェルテーなどの一部で診られるMDR1(multidrug resistance protein1)遺伝子の変異犬への投与も可能です。

 ノミ、ダニ以外、他の外部寄生虫にも効能が期待できる製剤です。


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【break time】
あ
 
flower2富士山剣が峰

 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.06.04更新

おrabbitウサギのツメダニ


あ
6歳の雄ウサギです。
2-3ヶ月前より背中の毛が抜けてきたので来院しました。

あ
拡大写真 痂皮、鱗屑の皮膚病変です。
この部位をセロハンテープで採取しました。

あ
橙色はツメダニの成虫
ピンク色はツメダニの卵です。

  治療はツメダニ単独感染なら、レボリューション®を月1回で2-3ヶ月皮膚にたらすのみで治ります。
卵に効果ある薬剤はありませんので、必ず複数回は使用してください。

 ノミ。ダニ製剤は犬猫では良好でもウサギが死亡する製品もあります。
使用の際はウサギの診療をきちんとしてる動物病院にお尋ねください。

この症例に使用した、レボリューション®は安全に使用できる製剤のひとつです。

 本院ではウサギのツメダニは4歳位から多く診ます。このウサギに限った訳ではありませんが、
ツメダニ症の症例は自宅から出たことはないケースがほとんどです。
そのため外部で、他のウサギからの接触感染は疑いにくいです。
私の感想ですが、もともとツメダニはウサギに常在していて年齢があがると免疫が低下するので
皮膚病変として現れると考えています。

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あ■レボリューション®投与後、1ケ月後の写真

皮膚はたいぶよくなりました。卵に効果ある薬剤はないので、
2ケ月後、3ケ月後、合計3回のレボリューション®投与をお願いしました。


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【break time】

あflower2紫陽花(6月、鎌倉建長寺)


 

 

投稿者: オダガワ動物病院