小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.06.02更新

あ■私の開業している地域で診る
dog犬の消化管寄生虫を説明します。


 都市近郊の動物病院では、寄生虫疾患は最近はあまり見なくなりました。
当院では線虫・条虫は減少傾向ですが、原虫類の感染は多く診ます。
またいろいろな施設の結果をみるとまだまだ寄生虫はいるようです。

 ペットショップ・愛護施設などで1-2回検便が終了していても、生活史の関係で購入してから発見される寄生虫もいます。
また屋外で保護された動物は寄生虫はいることが多いです。
 まれにヒトに感染する寄生虫もいますので、必要に応じて、かかりつけ獣医師で複数回の検便(直接法・遠心法など)また特殊検査を受けることをお勧めします。
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◆駆虫とは
 ペットショツプで一般的言はれる「駆虫」は犬回虫・犬鉤虫・原虫類の駆除を指す場合が多いです。しかし限られた期間で駆虫できない寄生虫もあります。

●本院では寄生虫の種類により下記の3つのグループに分けて考えおこなっています。
①犬回虫・犬鉤虫はともに線虫類に属し同じ薬剤で効果があります。
 線虫類の駆除に必要な概念で、宿主に感染した後、虫卵を排出するまでの日数をプレパテント・ピリオドと言います。みせかけの陰性の期間を示し。この期間は感染していても検便で虫卵は見つけられません。
 期間はdogright arrow
犬回虫dogright arrow犬鉤虫は2-4週間、dogright arrow犬鞭虫で2-3ヶ月
です。以上の理由で線虫類の駆虫にはこの期間を開けてして再投与が必要です。
 なお犬鞭虫も線虫類ですが犬回虫・犬鉤虫と駆虫薬の種類と用量などが一部異なります。
 
 ②原虫類のdogright arrowジアルジア・トリコモナス・dogright arrowコクシジウム、その原虫に適した薬剤を1-2週間短期集中に使用します。他に便の処置を早くおこなうことが大切です。適した薬剤を使用しても、再発の多い厄介なケースもあります。

③最近、犬では殆どは診ませんがright arrow条虫right arrow吸虫類は適した駆虫薬に加え、中間宿主と隔離が大切です。

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あdog犬回虫(Toxocara canis)
 dogright arrow犬回虫は本院でもときどき診ます。成虫は「そうめん」状で雄雌がいて、
交尾して写真のような形状の卵(顕微鏡所見)を生みます。

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あdog犬鉤虫Ancylostoma caninum  
  dogright arrow犬鉤虫体長約1-2cmの寄生虫が小腸の絨毛に咬みついて寄生しています。

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a■犬鞭虫Trichuris vulpis) 
dogright arrow犬鞭虫は7ヶ月以上の犬で感染が診られます。後天的感染です。

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あ

■犬のコクシジウム(Isospora canis、Isospora obioensis 
 犬のdogright arrowコクシジウム
①頻回の下痢で発見されたり、②また偶然検便で診られることもあります。
 特に子犬で下痢が続く場合は、脱水して死亡する場合もありますので注意が必要です。
 

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あ■犬ジアルジア症は
Giardia.Intestinalis類に起因します。

 dogright arrow犬のジアルジア症は全国14ヶ所371頭27種類の犬種の調査では、陽性率は6.7-59.3%と高い値を示しています。
(年齢別では1-9ヶ月 54.9%、成犬では30.9%がジアルジア陽性です。 だぶん一番犬が感染する寄生虫と推測されます。)
◆注意 人にも感染する可能性があります。犬ちゃんを飼育の際は検査をお薦めします。

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.06.02更新

あ

白内障薬剤  


  白内障は卵の話に例えられます。普通の眼が生卵なら、白内障の眼は目玉焼きです。
目玉焼きは生卵に戻せません。そのため薬剤は効果ないか、進行を遅らせることがやっとで、治せる薬剤はありません。数年前、新聞にヒトの白内障治療薬があまり効能がないことが記載されたこともありました。 

 ヒトでは白内障は手術疾患で、最近は技術、設備の発達で、短時間の手術時間ですむと聞きます。 動物もヒト同様、手術疾患ですが、料金が高額になる点、全身麻酔下で網膜電図が必要な場合が多く、このような十分な施設のある動物病院は多くはなく普及はしてません。
(当院でも白内障の手術には対応してませんので、動物眼科病院の紹介になります。)

 参考までに白内障用に販売されている薬剤名を記します。( )は薬剤の作用機序を示します。
 水晶体の成分は55-65%が水です。そして白内障がおきると増加する成分として水分、不溶性蛋白、過酸化脂質、Na、Ca(唾液腺ホルモンはCa低下させる)、アルドース還元酵素(ソルビトール産生阻害剤でアルドース還元酵素を抑える。)
また減少する成分では、水溶性蛋白(チオプロニン製剤で増加)、還元型グルタチオン(タチオン点眼で増加)、K、ビタミンC、Na-kATPアーゼ、Ca-ATPアーゼが報告されています。
 このように増加する成分をカットしたり、減少成分をおぎなった薬剤が多く使用されています。その他、白内障にはアスタキサンチンが視力回復、老化防止、疲れ目解消効目的で使用されています。また駆虫薬のアンサイロール(製造中止)も以前はよく使用されていました。
 ただし前記したようにヒト、動物を含めて白内障が治る点眼が開発されたり、発生をおくらせる仕組みがわかったわけではありません。個人の感想では薬剤を使用しても変化ないと考えています。

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■当院で使用経験のある白内障の薬剤

 
白内障点眼のピノレキシン

  ピノレキシンは本院では使用は積極的には薦めていません。
 白内障発症のメカニズムで1960年代の「キノイド仮説」が注目されました。
 トルプトファンやチロシンの有機アミノ酸の代謝異常で生じるキノイドが、水晶体の水溶蛋白であるクリスタルが変性して不溶化することで水晶体が濁る考え方です。そこでキノイドの蛋白変性阻害できれば、水晶体は透明に維持できると考えできたのでピノレキシンです。水晶体の水溶蛋白であるクリスタルと結合することを競合的に結合して、水溶性蛋白クリスタルの変性を防止する効果があります。そのため水晶体が白くなる前あたりの白内障には効果がある場合も考えられます。
 しかし当院では進行してから来院する場合が多く、良くなったことはありません。

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オクルベット

 海外にある動物用白内障点眼のオクルベットは薬価も高く効能が期待されましたが、劇的な変化はなく、当院では現在使用してません。
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  日本人は薬好きで、オーナーの方はなにかしてあげられることを探す方がおられます。しかし長期の点眼は防腐剤の影響も考慮しなければなりません。またサプリメントなども長期の毒性はよくかかっていない製品もあります。イヌの白内障はサプリメントで治ることを期待してしまっていることが多いですが有効な製品はありません。どうしても薬剤・点眼を使用する場合は担当獣医師と副作用などよく注意する必要があります。
 
 白内障は希に生体の反応で、水晶体の濁りが消えることがあります。なぜおきるかは詳細は不明ですが、白内障が治ったと勘違いすることがありますが、この状態は吸収と言って治った訳ではありません。水晶体レンズは薄い状態になっています。
 このような症例がたまたまサプリメント・また点眼をしていると、サプリメントの00が、点眼00が白内障に効果あるなどミスインホメーションが流れていると筆者は考えています。

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唯一治せる可能性があるのは手術のみです。
(筆者の動物病院では白内障の手術はできません。動物の眼科専門病院の紹介になります。)

 しかし動物では白内障の手術は高額でことも事実です。また年齢が高いと他にも持病があり、手術できない場合もあります。

■人の眼科の看板 
 みなさんも町を歩いていると、このような看板はよく見るとおもいます。
 この眼科病院に限らず、どの人の眼科の看板をみても、「日帰り白内障手術可能」の記載はありますが、白内障が点眼で治る看板はありません。
 残念ながら人も犬も完治には手術しかありません。

 白内障はオーナーもよく目に付き、そのためなにかしてあげたいというオーナー心理で、サプリメントや簡単に手に入る点眼が重宝しすぎる傾向があります。
 
 また人は老年性の白内障が主で進行が遅いですが、動物の白内障は遺伝性など若いうちにおき進行が早いケースもあります。

 ◆サプリメントや手に入る点眼をおこなっても良いですが、必ず動物の眼のことを知っている獣医師を受診して進めてください。
 オーナーがよしとしてやったケースが悪化したと推定されるケースを以下にあげます。
①動物用に販売されている薬剤をどこからか手に入れ悪化したケース
②白内障点眼をしていて安心してしまって悪化したメース
③また緑内障で「眼が白い」のを白内障と勘違いして来院が遅くなったケースなどがあります。

 ケースにもよりますが以上の理由で動物の眼科が好きな獣医師はサプリメントや簡単に手に入る点眼は薦めないケースが多いです。未熟白内障までなら、無処置もひとつの選択肢です。

 ◆進行して成熟白内障からは水晶体誘発性ブドウ膜炎を回避できるような使用する薬物は医療用薬品になりますので、獣医師の指導が必要です。

 ◆なお犬では稀に水晶体誘発性ブドウ膜炎が調節されて見た目白内障が治ったようにみえることもあります。
 ネットなどではこのことを「000サプリメントで白内障が治ると」形容していると推測していますが、この状態は水晶体は萎縮して良い状態とはいえません。
 また水晶体嚢は残っているので、この先なにかおきる可能性はあると筆者は推測しています。

■白内障の薬剤

◆人の研究ですが水晶体の成分は55-65%が水です。
◇そして白内障がおきると増加する成分として
水分、不溶性蛋白(ピノレキシンで低下)、過酸化脂質、Na、Ca(唾液腺ホルモンはCa低下)、アルドース還元酵素(ソルビトール産生阻害剤でアルドース還元酵素を抑える。)

◇減少する成分では、水溶性蛋白(チオプロニン製剤で増加)、還元型グルタチオン(タチオン点眼で増加)、K、ビタミンC、Na-kATPアーゼ、Ca-ATPアーゼ

◇抗酸化剤で(唾液腺ホルモン・アスタキサンチン・ルティン)が使用されています。

が報告されています。

なお赤い字は人の白内障に使用されている薬剤名を示します。
他にも使用された薬剤はあります。

◆しかし
このようにたくさん薬剤があげるのは、著効な薬剤がない証拠でもあります。


■成分名 ピノレキシン  
 写真の白内障点眼のピノレキシンの作用機序 
 白内障発症のメカニズムで1960年代の「キノイド仮説」が注目されました。
 
 ◆トルプトファンやチロシンの有機アミノ酸の代謝異常で生じるキノイドが、水晶体の水溶蛋白であるクリスタルが変性して不溶化することで水晶体が濁る考え方です。
 そこでキノイドの蛋白変性阻害できれば、水晶体は透明に維持できると考えできたのでピノレキシンです。
 水晶体の水溶蛋白であるクリスタルと結合することを競合的に結合して、水溶性蛋白クリスタルの変性を防止する効果があります。
 
 ◆この薬剤は人の老化性の白内障が適応です。老化性の白内障は作用がゆっくりなタイプです。
 そのため人では水晶体が少し白くなった位の白内障には効果がある場合も考えられます。
 
 ◆動物で遺伝性など幼犬より白内障は診られ、進行が早いことが特徴でこの薬剤は不向きと考えられます。
 また長期投与は防腐剤のことも考慮しないといけません。

■アスタキサンチンAstaxanthin
 アスタキサンチンはルティンの2.75倍の抗酸化力があるとの報告もあり、その高い抗酸化力から、人同様にペットの健康維持、老化防止の効果も期待されています。
 臨床的に白内障が治ることはありません。

■ルテイン 
 ルテインは、カロテノイドという色素の一種で野菜や果物、海草などの食品に含まれます。
 
 眼は特に活性酸素の害を受けやすいところです。ルテインは強力な抗酸化剤として活性酸素を抑え、眼の健康補助食品として注目されています。

■その他抗白内障薬
 セレン、ビタミンE、オルゴテイン、アスコルビン酸亜鉛、アセチルカルノシリンなど色々なサプリメント・薬剤の記載はありますが

◆臨床効果を示す証がなく、試験管内のみのデーターが主体です。
 
 未熟白内障での使用なら可能ですが、進行が早い場合もあり、眼の診療が好きな獣医師によく診せる必要はあります。
 
 しつこいようですが、白内障は手術で治る病気です。
抗白内障薬の点眼やサプリメントで絶対安心しないでください。

 成熟白内障からは使用する薬物は医療用薬品になりますので、獣医師の指導が必要です。


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.06.02更新

オダガワbookdog犬のフィラリア予防薬 


か

 日本では現在フィラリア予防剤は剤型を含めてかぞえると25種類ぐらいあります。
引っ越し・転院などで、動物病院が変わると同じ薬剤はなかなか処方できないのが現実ですが、フィラリア予防剤の承諾を得ている薬剤なら、変更になっても心配はいりません。

 予防は川崎市多摩区のright arrow当院では蚊のでる時期に合わせてright arrow5-11月の月1回の投与を推奨しています。
また皮下注射で1年間も作用が続くプロハート12®(成分名、モキシデクチン)も春のみ使用可能です。
 


 bookフィラリア予防薬剤の形態は

①経口薬(チュアブルタイプ)

あ direネクスガード®スプクトラ
 2015年に犬用で販売されました。デレビCMも流れたことがあるのでご存知の方も多いとおもいます。月1回の1錠の飲ませるのみで、フィラリア予防、right arrow犬回right arrow犬鉤虫right arrow犬鞭虫、ノミ、マダニ駆除が可能です。
滴下タイプが苦手な方にはお薦めです。right arrowチュアブルタイプなので嗜好性はよい薬剤で、嘔吐する心配も殆どありません。
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フィラ

 direイベルメック®(成分名、イベルメクチンとパモ酸ピランテル)
 right arrowチュアブル製剤で月1回の投与になります。嗜好性はよい薬剤です。
効能はフィラリア予防だけでなくright arrow犬回虫right arrow犬鉤虫の駆除も可能です。大変美味しい薬剤で、本院の調査では98%の犬が食べてくれます。
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hulira4

 direモキシハートダブKS®(成分名、モキシデクチン)
 right arrowチュアブルタイプで嗜好性がよくお薦めです。月1回の投与で効能はフィラリア予防のみです。

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あ direパノラミス®(成分名、ミルベマシンとスピノシド)
right arrowチュアブルです。月1回、経口投与で、フィラリアの予防、マダニ・ノミの駆除、right arrow犬回虫right arrow犬鉤虫right arrow犬鞭虫駆虫と幅広く使用できます。嘔吐しやすい欠点はあります。



 ①経口薬(錠剤)

フィラ4

 direパナメクチン®(成分名、イベルメクチン)
 
安価で処方できるフィラリアのみ予防可能な薬剤です。月1回の投与になります。

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フ

 direシステック®(成分名、ミルベマシンとルフェヌロン)
フィラリアの予防、right arrowノミの卵の孵化抑制,right arrow犬回虫right arrow犬鉤虫、right arrow犬鞭虫幅広く使用できます。月1回の経口投与になります。ただしノミには速効性はありません。

 ■備考 フィラリア予防と鞭虫 
 ミルベマイシンをフィラリア予防の2倍量投与すると鞭虫の駆除にもなります。フィラリア予防量と鞭虫駆除量が一番近い薬剤です。
実際あったケースとして庭で飼育している犬が鞭虫症になりました。犬は主に庭にいるので鞭虫の卵が蔓延しており、ときどき鞭虫の駆虫をしないと下痢になる症例でした。そこでミルベマイシンを2倍量投与して、フィラリアと犬鞭虫予防を兼ねておこなったとこる、犬も下痢することもなくなりました。


 ②注射製剤

hulira2

 direプロハート12®(成分名、モキシデクチン)
皮下注射で1年間作用が続くフィラリアのみの予防薬です。使用動物は犬のみのです。


 ③皮膚滴下タイプ

フイら3

あ

  direレボリュウーション®(成分名、セラメクチン)
 
月1回、背中に滴下タイプです。飲む薬ではありません。効能はフィラリアの予防(犬猫)、right arrow卵の孵化にも抑制right arrow成ノミ駆除(犬猫)right arrow耳ダニ駆除(犬猫)、right arrow回虫(猫)と幅広く使用できます。

 


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right arrow犬・猫・フェレット、フィラリア症
right arrow地域によるフィラリア(犬糸状虫)予防薬の投与時期は


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.06.01更新

お
dog犬の混合ワクチン
 


 微生物によって引き起こされる病気を 『伝染病』 といいます。これらの『伝染病』の感染経路は空気感染や経口感染などでおきます。
 疾患によっては致死率の高い疾患もありワクチンによる予防が一番です。メーカーにより5種、6腫、7種、8種などいろいろな呼び方がありますが、大別すると5種型と8種型の2種類になります

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わ
 ①犬ジステンパー感染症、アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)・犬パラインフルエンザ・パルボウイルス感染症・犬コロナウイルス感染症などの予防可能な5種型ワクチンがあります。

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あ

②また上の疾患にレプトスピラ症を加えた8種型ワクチンもあります。

最近は都市ではねずみが多く、東京・千葉ではレプトスピラ症が稀に発生しています。down arrow
本院では8種型ワクチンを薦めていますが、欠点として5種型に比べて若干ワクチンアレルギーが多い点、またレプトスピラは血清型が多い点があります。

ALP

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当院のワクチンのプログラム 
 当院では生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月の3回投与と、その後年1回の投与を薦めています。
(ご注意・来院時期、各動物病院でワクチンのプログラムは異なります。)
◆2ヶ月目 第1回混合ワクチン接種
◆3ヶ月目 第2回混合ワクチン接種
◆4ヶ月目 第3回混合ワクチン接種

あboarワクチン証明書

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■ワクチンアレルギー

せ

 ワクチンアレルギーは10万頭うち1頭の割合でおきます。ミニチア・ダックス(最も多い種類)、シーズー、マルチーズ、パグなど小型犬や純血種診られる傾向があります。写真はムーンフェイスのチワワです。


 

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bookright arrowマイクロチップ
dogright arrow狂犬病予防注
dogtigerright arrow犬猫の消化管寄生虫の統計調査
dogright arrow犬のフィラリア検査


 【break time】

あ

 flower2三頭山より、富士山(10月)

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