小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2014.12.31更新

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bookオーナーの不注意で薬物の多量の誤飲例
以下は本当のあったケースです。
犬用・人用の薬剤は必ず犬の届かないところで保管してください。



●リマダイルのケース
 


  写真のリマダイルは犬用の非ステロイドの薬剤です。他院で骨関節症と診断され、毎日リマダイルをのんでいたそうです。
 1日1回飲めばよい薬剤ですが、ある日買い物から帰ると90錠近くあった薬の中が空で「びっくり」して本院に電話してきたケースです。
 その後かかり付けの先生と連絡がとれて、そちらの動物病院に来院したらしいので予後は不明です。
理論的には致死量になりますので予後は心配です。
 犬ちゅんが飲みやすくしたチュアブル製剤を犬舎の上においたままの状態で保管してたそうです。
犬ちゃんはこの薬剤をオーナーが買い物にいけばチャンスとおもい飲んでしまいます。



●フィラリア予防薬のケース

 


 この薬剤はフィラリア予防薬のチュアブル製剤です。ビーフジャキーを連想させる作りになっているチュアブル製剤なので美味しそうにできています。
 本院ではフィラリア予防は5月から11月まで月1回予防薬を飲むことを薦めています。(合計7錠)
  これも同様のケースで、犬ちゅんが飲みやすくしたチュアブル製剤を犬舎の上においたままの状態で保管してたそうです。
 やはりある日買い物から帰ると7錠の薬剤を全部のんでしまい「びっくり」して本院に電話してきたケースです。
 フィラリア予防薬のイベルメクチンは7錠飲んでも、理論上は大丈夫ですが、気をつけてもらいたいものです。この事件は毎年1-2件起こります。 この犬はなんの異常も見られませんでした。



●ヒト用の非ステロイドのケース

 
 ヒトは1錠が適用量の頭痛・生理痛薬を10錠飲んだ柴犬です。回りが糖衣錠で甘くできています。オーナーがハンドバックがら出して、美味しそうに薬剤を飲んだ振りをしていたら、オーナーの眼を盗んで、ハンドバックをあけて10錠近く飲んでしまいました。
 夜間の緊急動物病院で落ち着きましたが、帰宅したら痙攣が止まらなくなり、以前から診ていた本院に来院しました。
 抗痙攣薬を使用して痙攣をとめ、、輸血をして回復には2週間かかりました。最初の1週間は生死をさまよいました。


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投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.26更新

あ
tiger猫への粉薬投与


 

 今回はメトロニダロールの錠剤を粉砕して投与した失敗例について説明いたします。メトロニダロールは人体薬です。非常にまずい薬剤なので50-60kgを対象にしたヒトでは回りを飲ましやすくした糖衣錠になっています。
しかし猫では写真の右側の用に粉砕しての投与になります。しかし粉にすると、味が「ものすごくまずい」ことはあまり知れてません。

注射器をスポイド代わりに使用して口の中に投与します。
 すると「まずい」と感じた猫は涎をだして抵抗します。
 またまた涎がでます。

 全部の猫が粉薬をあげるとこのようになる訳ではありません。このように舌がナイーブな猫は他の方法でのませないと大変なことになります。動物は良かれ悪かれ正直なので、薬剤がまずいと涎をだして抵抗しているだけです。
 
以上、猫への投薬は錠剤の味、猫の性格を考えて、投薬法を選択することが大切です。

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投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.05更新

あ


 

あ

■トロピカミド
 トロピカミドはアトロピン代用薬です。作用機序はムスカリンレセプターの遮断で発現時間は犬30分、猫15分で、散瞳持続は犬で12時間です。毛様体筋麻痺は弱く、ヒトではないとされています。散瞳持続が短いので検査使用が殆どです。

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あ■トロピカミドとフェニレフリンの合剤

 トロピカミドはムスカリンレセプターの遮断剤です。
フェニレフリンはアドレナリン作動薬で、猫では散瞳効果はありません。発現時間は10%で2時間です。持続時間は犬で12時間です。
毛様体筋麻痺はありません。

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あ■フェニレフリン
 ネオシネジン(フェニレフリン5%点眼液)はフェニレフリン単味(交感神経薬)なので、ホーナー症候群の診断に使用できます。
 
 交感神経の支配は頭部より一次ニューロンがでて、胸椎T1、胸椎T2、胸椎T3で二次ニューロンになります。そして中耳の手前から三次ニューロンになります。

 ホイネル症候群症状は①宿瞳・②第三眼けんの突出・③眼けん裂の狭小化・④眼球陥没がみられます。
一次ニューロンの損傷部位は頭蓋内・頚椎病変で点眼後45分以上
二次ニューロンの損傷部位は腕神経・頚部は20-45分の間に 
三次ニューロン 損傷部位は中耳病変・眼球異常は20以内に
改善が診られる場合があり、診断の指標になります。  
しかし日本はフェニレフリン5%点眼液しかなく、上記の1.5倍の時間で診ています。


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急性緑内障
イヌ、ネコの誤食

 

ドライアイの点眼薬(イヌ)

 

投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.05更新

a


正しい点眼法
◆正しい人への点眼薬の使用法は
①「目をパチパチさせない」可能から涙管を抑える。
②「1回に1滴だけ点眼する」
③「複数の目薬をさすときは5分以上の間隔をあける」
④点眼時に眉毛・睫毛に触れない、点眼薬を清潔にあつかう
という4原則守ることが大切です。また点眼後5分間は目を閉じて薬の成分を浸透させます。
 

 しかし調査では適切な点眼を実行している人はわずか5.8%です。

 ①点眼後、目をパチパチさせる方がで多く、目をパチパチさせると「目薬が目全体や患部に行き渡ると思うから」と勘違いしているみたです。
 
 ②眼薬の1滴は眼の中で効果ある適切な量ですが、3人に1人が2滴以上を点眼して過剰点眼でした。
 一部点眼液の説明書に1回1-2滴点眼の記載もありますが、点眼を失敗した場合も考慮して記載されています。 点眼は1滴で十分です。2滴点眼すると、2倍の効果なんて誤ったことは考えないで下さい。

 ③また2種類以上の眼薬を処方された場合、約5分以上の間隔を空けていない人も37.2%いました。

 ①②③の誤った方法で点眼すると、薬が眼から外に流れ出てしま い、十分な効果が得られません。

 ④また点眼メーカーに製品に異物が混入していたとクレームを付けた方もいたそうです。
 点眼液は薬事法で滅菌が義務ずけられており、点眼メーカーの点眼薬に異物は入ることはありません。
 たぶんこの方は眉毛・睫毛に点眼の先をつけてしまって異物が混ざったと推測されます。
 また点眼のキャップは清潔な場所に置くか、自身で持って点眼してください。キャップに付着したばい菌が点眼液に入ります。

 また一般的に点眼液は封を切ったら清潔に保管して1ヶ月以内の使用になります。
(薬剤により保管場所、有効期間は異なります。詳細は処方されたかたにお尋ね下さい。)

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あ

■人の例ですが点眼液以外を点眼したケース
  一番右の青の薬剤はパニマイシンという点眼薬です。
 一番左のラキソベロンは便秘薬で水溶性の経口薬剤です。
入れ物が似ているのでヒトで誤って、この便秘薬を点眼してしまったケースもあるそうです。そのため写真が小さく見にくいですが、ラキソベロンの上に「眼に入れないこと」と記載されています。
 前記のような誤使用例が人ではあるので、ニゾラールローション(写真)(本来は外用の坑真菌剤)は薬剤の出るところをトロッコボール状にして、点眼剤とはまず間違わないような形式をとりました。

■まとめ 
 以上、ヒトが点眼薬を処方される場合も医師、薬剤師から点眼法は指示されますが意外と守られていません。
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あ
■では動物の点眼法は
 オーナーはペットが眼の病気だと眼薬の処方を期待する傾向があります。動物により眼の大きさが異なり、また協力的でない場合もあり人より大変です。しかし協力的でない動物や目が小さい動物は点眼をしない選択も重要です。

◆正しい人への点眼薬の使用法を動物に応用すると、可能な項目と不可能な項目がありますが、点眼をおこなう場合は最大の効果を出す努力は必要です。回数・量・複数点眼のルールがわからず「正しい点眼」ができないで、眼が悪くなっている場合もあります。
 
 まず①の「目をパチパチさせない」、可能から涙管を抑える。これを動物で実施することはむりです。
 
 上記したように、人の点眼液のメーカーの説明書には片目に1回1-2滴との記載が多く書かれていますが、基本的に1回1滴で十分です。 メーカーの説明書には点眼に失敗した場合も想定内に入れて多く書いてあります。ペットのオーナーは早く疾患を治したいと考え動物に1回2-3滴点眼した方も診たこともありますが早く治りません。悪くなる可能性があるのみです。犬・猫・うさぎは人と眼の大きさが変わりませんので、上記のように1滴で十分です。 

 当然ですが点眼液は眼に入って効果を示します。周りの皮膚についても効能は示しません。眼から点眼液が溢れたり、またうまく点眼ができないで周りの皮膚についた場合は動物用のコットン(写真)でふいてください。
 
 ほおっておくと、痒みを誘発して、眼の回りがはげてしまったケースもあります(下記参照)。
 
 動物の性格がきつく、点眼できないときは掛かり付けの獣医師に早く相談してください。
 経口薬への変更などその動物の症状・性格にあったアドバイスをしてくれるとおもいます。


 本院では猫は写真のように動物の後ろに回って上眼瞼に点眼するよう説明させていただています。
 
 (写真の解説)ヒトでは点眼のキャップは点眼に使用しない片手に夾み床に置かないように指導されます。キャップは床に置くとばい菌が内側に付き点眼薬を汚染するためです。
 
 しかし協力的でない動物は写真のようにキャップを片手に夾めまない場合が多いです。そのためキャップはなるべく綺麗な所において下さい。 

 またヒトでは眉毛と点眼開口部位が付かないよう指導をうけます。動物も同様で、眉毛から点眼薬にばい菌は入る可能性があり、注意しておこなって下さい。
 しかし点眼を嫌がる場合もあり、なかなかヒトのようにうまくはいきません。


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投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.04更新

あ■点眼薬の種類(水性、混濁、油性、眼軟膏)と応用使用法を解説します。



 点眼薬は一部溶解性の点眼を除き、封を切ったら1ヶ月以内に使用します。(一部溶解性の点眼は1-2週間以内の使用もあります。)

 点眼薬には常温保存(0-30度)冷所保存(0-15度以内)にわかれます。
 家庭用冷蔵庫は4度ですので、冷蔵庫に保管すればよい訳ですが、常温保存の点眼液を冷蔵庫にいれると、冷たくなり点眼時に動物がいやがることもあります
 冷所保存点眼には(0-7度)が最適な場合もあり、使用する点眼の最適保管を掛かりつけ動物病院によくお尋ね下さい。

 封を切った点眼液を冷蔵庫に1ヶ月以上保管することは絶対にやめてください。
 その理由としては、開封して1カ月で回収した点眼液の29%に主にグラム陰性菌で汚染されているとの報告などによります。
 ばい菌を点眼していると同じです。

■水性点眼
 ふつうの点眼薬です。

■混濁点眼 
 よくかきまぜて使用しないと点眼薬がばらつきます。

■油性の点眼液 
 油性の点眼液はベトベトしますので、とくに点眼時は眼瞼からこぼれないように注意が必要です。

■1回、使い切りタイプの点眼液です。 
 1回、使い切りタイプの点眼液で防腐剤は入っていません。
  
 この点眼は1回、使い切りが理想ですが、治療費がかかるため、本院ではオーナーの理解があれば、封を切って、冷蔵庫保存でその日のうちに使用してもらっています。日をまたいでの使用は禁忌です。

 なお使い切りタイプの点眼液の使用法は様々ありますので、掛かり付けの獣医師にご相談ください。

■点眼薬の入れ物の硬度の違い  
 左が参天製品、右が日東メデックの製品です。

 点眼の入れ物は製薬会社間で堅さは違います。

 参天製薬の入れ物は柔らかくできており、力のある人が点眼すると多くでます。
 日本点眼は硬めの入れ物に入っています。

■PF点眼 
 日本点眼が開発した方法で、PF点眼はPreservative Freeの略で防腐剤が無添加である点が特徴です。
 
 左がPF点眼です。左右とも点眼薬液の分量は同じですが、中に空間がある関係でPF点眼は容器が大きいことが特徴です。 点眼には少し力が必要です。

■製薬会社が異なるのに似た容器 
注意が必要です。

■眼軟膏について  
 眼軟膏は眼の上に塗布する薬剤で、眼の回りに塗布する薬剤ではありません。

 特徴は点眼液に比べて、眼の中で長時間薬理作用を示してくれるので、回数が少なく済みます。

 しつこいようですが注意 眼の周りに塗る薬ではありません。医療でも眼の周りに塗布するよう指示されたケースもあり、残念ながら医療・獣医療関係者でも使用法を誤って説明する方がいます。

■眼軟膏の正しい使用法  
 眼軟膏は眼の中に3-4mm入れると結膜嚢に貯まり効力を示します。一部能書記載の7-10mmは必要ないと考えています。

 この医療行為が、抵抗のあるオーナーには眼軟膏でなく点眼薬を薦めます。

 眼軟膏はベトつくので動物が(特に猫、うさぎ)眼を気にして掻く動作が診られる場合は2回目からは使用しない方が良いと筆者は考えています。

■点眼薬がない場合の治療は
 本院では、点眼薬がない薬剤は、これまで獣医師が多く使用して安全性が高い薬剤や、ヒトの眼科の本に記載ある処方は使用しています。
 (写真は犬のドライアイの処方)

■うさぎのスナッフルなど鼻疾患時の使用方法  
 点眼薬の応用使用(点眼薬の点鼻への応用)  
 
 点眼薬を鼻に入れます。鼻と眼はつながっているので、点眼薬は鼻に使用可能です。
 また人、動物の薬剤は点鼻専門の薬剤は殆どありません。

 うさぎの場合、写真のように仰向けにして行います。嫌がるうさぎもいます、下手な人が行いうさぎが骨折した場合も報告されています。
 この方法をおこなうときはよく掛かり付けの獣医師に相談してからおこなってくだい。

■市販のヒト用点眼剤の動物への使用は 
 薦められません。本院では禁忌と考えています。
 
 診断がなく点眼を使用することはよくありません。
 
 また市販の点眼剤は15ml用が多く、封をきって3ヶ月有効な場合が多いです。(医療用点眼は封をきって1ヶ月内の使用)

その理由は、1日何回、適していない方法で点眼するか、かわらないので、薬剤安定のため、防腐剤が多く入っているからです。
(NHK、テレビシンポジウム、ドライアイより)
 
 防腐剤の過多は眼の副作用の原因になります。
 
まず動物の眼を診てくれる動物病院訪れることが大切です。

(写真のスマイルはヒトでは軽度のドライアイ用です。)

■眼科疾患で点眼できないと
 犬猫ウサギの眼科疾患は点眼できないときは、治療にならないことが多く、早めに掛かり付け獣医師に相談してください。
 
 特に角膜潰瘍・緑内障・角膜穿孔などのときは失眼につながる場合もあります。

 またハムスター・小鳥は眼が小さく点眼はとくに注意が必要です。しない方が良い場合もあります。

 写真は他院で眼の診療を受けて、抗生剤・ヒアレインを処方されました。
 しかし点眼できず、益々わるくなるので、セカンドオピニオンで来院したシーズーです。

 犬の性格がきつく検査が大変で多くはできませんでしたが、潰瘍部位がフルオル検査をしても染まらず、デスメ膜瘤が疑われました。動物の眼科専門病院へ行くことを薦めた症例です。 
 

■デスメ膜瘤・眼の角膜が膜1枚(本来7枚)になり、中の眼房水が出て失眼寸前の状態の状態。
 















投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.03更新

オダガワ

■点眼薬と防腐剤・保存温度


 前回、点眼薬は封をきったら1ヶ月以内に使用するように記載しました。
 また点眼薬は開封後、薬剤安定のため防腐剤が入っている製品が多いです。点眼薬の中にはこの防腐剤がないと製薬できない薬剤もあり、眼科の病気ではさけて通れません。

 防腐剤入りの点眼は、1種類1日3回点眼を想定で作られています。その以上点眼薬・回数を多くすると防腐剤の副作用があらわれる場合があります。長期点眼や点眼薬の数が多いと、角膜に異常を示すことがあり、定期的に眼科の検査が必要です。

 最近は防腐剤フリーの点眼薬も多くなりました。可能ならこちらの製品を使用した場合が良いですが、封を切ってからの使用期間が短い製品もあり注意が必要です。

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■防腐剤入り点眼例  

あ

緑内障に使用されるラタノプラストには、防腐剤として塩化ベンザルコニウム含有されています。最近はジュネリック品で防腐剤フリーの製品もあります。

   あ

 非ステロイド点眼のジクロードには防腐剤としてクロロブタノールが含有されています。クロロブタノールは一般的に高温多湿条件下では、有効成分の分解が進行しやすくなり、塩酸を放出し、刺激性を与えるとされています。可能な限り、冷蔵(10度以下)の保存が必要です。 ----------------------------------------------------------------

■参考資料 点眼剤と温度

日本薬局方(にほんやっきょくほう=医薬品の規格基準書)によれば、

「室温保存」とは1から30℃のことを指します。家庭ではタンスの中などで保存が可能です。家庭用冷蔵庫は推定4℃なので保存は可ですが、点眼剤が冷たくなり、動物が点眼を嫌がる場合があり取り出して数分してからの使用を薦めます。

「常温保存」とは15から25℃のことを指しますが、点眼薬では私の知る範囲で常温指定のものは見あたりません。

「冷所保存」は1から15℃間で保存することを指します。また「冷暗所保存」とは1から15℃間で、かつ光があたらない場所を指します。これらの点眼剤は家庭用冷蔵庫(推定4℃)に入れてることがベストです。この条件に指定されている点眼剤は多くあります。冬場暖房を使用すれば室温は20℃以上になることが多く、保管には注意が必要です。

また点眼剤はいずれも凍結は不可です。凍結すると点眼剤は変質します。

点眼容器は熱に弱い製品が多く、50℃以上に放置すると、膨張または収縮が発生します。直射日光が当たる場所は注意です。夏場、車中に点眼剤を保存していると、条件によりますが50-70℃にもなるそうです。

以上凍結、高温にさらした点眼薬は薬効は疑問な為、新らしい点眼剤に替えての使用を薦めます。
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■防腐剤のはいっていない点眼薬例  

あ

1回使い切りタイプです。

あ

ソフトサイティアは封をあけて7日位です。


【関連記事】

















タリビット点眼は防腐剤はふくまれていません。
この点眼は封を切っても、1ヶ月使用できる珍しい点眼です。











投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.03更新

お

bookPF点眼とは

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ぴ
PFは、Preservative Free(防腐剤無添加)の頭文字です。

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 近年、防腐剤の副作用が注目され、防腐剤による角膜上皮障害、アレルギー等の報告が多数されています。そこで日本点眼が考えた防腐剤フリーの仕組みです。使用した感想は、通常点眼より容器が大きいので、点眼時少々力がいりますが、滴下は慣れれば問題ないとおもいます。

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 このPF点眼はキャップをとると薬剤の出口がcamera写真のような平面になります。同然ヒトを対称につくられた点眼容器です。本院で動物に使用した経験では、猫のように眼が正面にある動物では比較的楽に点眼できましが、ウサギのように眼が横にある動物ではちょっと大変です。犬は種類によります。シーズーは比較的楽ですが、柴犬は大変でした。またすべての動物の性格により左右されます。

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投稿者: オダガワ動物病院

2014.12.03更新

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■点眼剤と温度

 日本薬局方(にほんやっきょくほう=医薬品の規格基準書)によれば、

 「室温保存」とは1から30℃のことを指します。家庭ではタンスの中などで保存が可能です。家庭用冷蔵庫は推定4℃なので保存は可ですが、点眼剤が冷たくなり、動物が点眼を嫌がる場合があり取り出して室温に戻してからの使用を薦めます。

 「常温保存」とは15から25℃のことを指しますが、点眼薬では私の知る範囲で常温指定のものは見あたりません。

 「冷所保存」は1から15℃間で保存することを指します。また「冷暗所保存」とは1から15℃間で、かつ光があたらない場所を指します。これらの点眼剤は家庭用冷蔵庫(推定4℃)に入れてることがベストです。この条件に指定されている点眼剤は多くあります。冬場暖房を使用すれば室温は20℃以上になることが多く、保管には注意が必要です。

 また点眼剤はいずれも凍結は不可です。凍結すると点眼剤は変質します。

 点眼容器は熱に弱い製品が多く、50℃以上に放置すると、膨張または収縮が発生します。直射日光が当たる場所は注意です。夏場、車中に点眼剤を保存していると、条件によりますが50-70℃にもなるそうです。

 以上凍結、高温にさらした点眼薬は薬効は疑問な為、新らしい点眼剤に替えての使用を薦めます。

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あ 点眼薬を裏にすると、使用期限、冷所管理が必要なものはその有無が記載されています。わからない場合は掛かり付けの獣医師にお尋ねください。この薬剤は2013年2月が有効期限です。また1-15度に保管することが記されています。 
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あ
この点眼液は13年6月が有効期限です。
また温度の記載はないので1-30度の室温保存が必要になります。


あ 点眼液は使用期限であっても、封を切ったら1ヶ月以内の使用しなければなりません。1ヶ月以上封を開けると、バイ菌の混入があり使用できません。冷蔵庫にし まっても1ヶ月以内です。

点眼薬はこのパターンの使用期間が殆どです。
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■使い捨て点眼

あ防腐剤が入っていない使い捨て点眼。1回のみの使用です。

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■防腐剤が入っていない点眼
あ

 ソフトサンティアは防腐剤は無く開封して10日が限界です。

あ

溶解タイプは1週間が限界です。

 点眼薬は冷蔵庫に入れとけば、有効期限までは可能な訳ではありません。
なお使用する点眼薬の使用法は掛かり付けの獣医師に聞いて使用してください。




投稿者: オダガワ動物病院