小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2015.03.31更新

あdog犬のシャンプー療法


  犬の皮膚科診療では薬剤を外用で皮膚に効率よく到達させる為にシャンプー療法がよく使用されています。
 シャンプー療法は、循環器を中心に重度の持病のかる場合や、また体調の悪い日は避けてください。
 
 犬以外の動物のシャンプー療法はあまり薦めません。以下は動物別シャンプー療法の私感です。
犬・性格が相当きつい犬を除き、良好な方法で頻回可能です。
猫・比較的水は嫌いで、濡れると乾きにくい毛質です。家庭でおこなう場合は嫌がる猫には薦められません。犬よりシャンプーは大変です。局所のシャンプーはよく使用してますが、性格のきつい猫やあまり毛球がひどい場合は、鎮静が必要になる場合もあります。

うさぎ・毎日のブラッシングは重要ですが、全身シャンプーは禁忌です。。特に体調の悪い日は要注意です。肛門付近が汚れた場合のみの局所のシャンプーぐらいは可能とおもはれますが、あまり賛成はしません。
ハムスター・
薦めません。
小鳥・
薦めません。 

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■犬シャンプーの方法
 この項では犬のシャンプー法について述べます。薬用シャンプーは1種類でなく、数種類ありますので、よく皮疹と薬用シャンプーがあっているかどうか、かかりつけ獣医師と相談してください。尚、獣医師側も使用するメーカーの好きずきがあります。皮疹と薬用シャンプーが違っていると逆に悪くなる場合もあります。。

①ぬるま湯でシャンプーを皮膚となじましてください。 皮膚炎がある場合、高温は皮膚病をより悪化させる場合もあります。個体差はありますが30℃位が適温とされています。

②シャンプーを皮膚全体になじませます。5-10分程度皮膚と接触されることが理想ですが、性格のきつい犬はこの行程はうまくいかないこともあります。

③シャンプー後、ぬるま湯で十分におとしてください。温度は30℃以下が理想との記載もあります。

④ドライヤーで乾しますが、過剰な乾燥は、痒みを招く場合もあります。少し湿り気がのこる位のタオルドライが理想とされています。

しかし冬場など、きちんと乾さないと体調を崩す場合もありますので臨機応変の対応が大切です。


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犬の脂漏性皮膚炎とは
ウサギの皮膚の特徴
幼猫の皮膚病

最終更新:平成27年3月31日(火)7時6分


 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.31更新

あ
 動物の皮膚糸状菌治療

 皮膚糸状菌は病変部が小さいと自然治癒する場合もあります。
薬剤を使用する場合は抗真菌薬の経口投与が中心です。
ヒトにも感染しますので注意は必要です。
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cameraイトラコナゾール錠剤

 写真のアゾール系真菌剤のイトラコナゾールの経口投与を行っています。2-3週間位投与で70%位は外見上はよくなります。その時点で培養が陰性なら治療終了でよいと考えています。培養すると陽性になる場合は、4週間の期間の薬剤投与で約90%はよくなります。(学術誌による)またこの薬剤(錠剤・粉末に限る)は食事と共に飲むことが推奨されています。

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cameraケトコナゾール錠剤

 同じアゾール系真菌剤でも写真のケトコナゾールの経口薬は日本にありません。特に猫では抗真菌効果は高くなく、食欲不振になる場合もあり使用は薦められません。代謝酵素P450の抑制するので、肝臓障害や副腎のホルモン産生が減少するため、海外では生産が宿小傾向になっています。胃内が酸性のとき、吸収が良い薬剤で、ヒトの投薬例では食事、コカコーラと共に薬剤を飲むことが推奨されています。動物でも食事と共に飲むことが推奨されています。
 上記の副作用を逆手にとって、猫のクッシング症候群などには使用しているケースはあります。


ケトコナゾールクルーム
ケトコナゾールローション

  camera写真のケトコナゾールはクリームとローションの形態は日本にもあります。副作用の軽減が目的で塗布を希望される方もいますが、塗布後舐めてしまい逆効果になることもあります。
  ローションならバニシング製剤なので、塗布してすぐに乾くからよいと考える方もいますが、この薬剤はヒトの皮膚の角質に感染する皮膚糸状菌を対象に作られました。しかしヒトでも爪・髪の毛に感染する皮膚糸状菌は外用(クリームとローション)では浸透は厳しいので、経口薬が必要です。 動物の皮膚糸状菌は後者の被毛に感染するので、同様にクリーム、ローションの浸透は厳しいと考えています。
 また 『クリーム製剤』と聞くと、やさしいイメージがありますが、軟膏製剤に界面活性剤をいれた製剤で、ヒトでは衣服にべトつかないなど利点もあります。しかし皮膚糸状菌の疾患で皮膚病変が深くまでおよんでいるとクリーム製剤の使用により、界面活性剤の影響を受けて、悪化する場合が報告されています。
 また実際動物を診ても、どこまでの被毛が、皮膚糸状菌が感染しているか、境界は肉眼では不可能で、どの部位まで塗布すればよいか考えさせられます。
 以上が皮膚糸状菌の動物症例に塗布剤を使用しないほうがよい理由です。---------------------------------------------------------------------

 以上の理由で、上記のイトラコナゾールの経口薬の使用がベストです。当院では経験はありませんが、イトラコナゾールの4週間投与でも治らない疾患は、 基礎疾患を探す必要もあります。また長毛種は経口薬を使用しても、毛幹部には薬剤は浸透しますが、毛の先までは浸透しませんので、再発防止のために毛を刈っての投与がベストです。また犬猫では可能なら、抗真菌性シャンプーの併用も考慮してみます。症状・培養結果をみながら投与期間は決めています。イトラコナゾールの投与期間が長くなる場合は、その特性を考慮してパルス療法への変更が良いと考えています。


【関連記事】
皮膚クルーム製剤使用で悪化したウサギの皮膚病

 


 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2015.03.29更新

あ tiger仔猫の皮膚糸状菌による皮膚病(落屑状皮疹)



 
症例は3ヶ月の雌の日本猫です。
尻尾の先が「白い物が出てきて」で皮膚病になったので来院しました。

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投稿者: オダガワ動物病院