小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2017.09.27更新

おdog犬、白内障時の点眼の選択


あ千寿製薬、動物眼科セミナー、ハンドアウトより

白内障を発見した場合、治療法は手術や点眼療法があります。
上記の図は白内障になった場合に、失目するまでの日数を表しています。


  グラフの向かって一番右の線は、白内障の手術をした場合の期間を表しています。当然最も成績がよい訳ですが、手術をしている動物病院が少ないこと、またヒトの白内障の手術は初期からおこなうので、点眼麻酔で、比較的短時間で終わりますが、犬では経過が進んでから、手術になってしまうことが多く、全身麻酔が必要です。そしてヒトのように短時間ではおわりません。また費用が高額になってしまう点など欠点もあります。また中ー高齢犬の場合、持病があるケースも多く、全身麻酔に踏む切れない場合もあります。
(当院では白内障手術希望の場合は、知り合いの動物眼科医の紹介になります。)

 そこで、点眼の治療で進行の遅延が可能かどうか検討がされました。グラフの真ん中の線はステロイド、また非ステロイドの点眼を使用したケースになります。一番左の線の点眼薬未使用に比べると、失目までの日数は長くなります。
 
ただし点眼薬による治療は白内障の白い目が治る訳ではありません。上記したように失目までの日数は長くなるのみですが、この論文では点眼をすることが良い選択になります。

あステロイド点眼(左2つ)と非ステロイド点眼(ジクロード®)

 しかし実際使用には注意点があります。ステロイド点眼を長期使用する場合は日頃の経過観察と適時の眼科検査が必要になります。
また非ステロイド点眼と聞くと副作用がないようおもいますが、点眼薬によっては注意が必要です。よく使用されるright arrowジクロフェナック点眼は非ステロイド系の薬剤で、論文で犬の白内障の進行を遅らせることが可能とされてることから、動物病院ではよく使用されています。
しかしright arrow角膜潰瘍の副作用をおこすことが比較的多くあります。ステロイド点眼同様、点眼して眼がしょぼつくようならすぐにやめて来院するとこが大切です。

 あプラノプロフェン(ティアローズⓇ)


  そこで最近注目されているのが、プラノプロフェン(ティアローズⓇ)の点眼です。ステロイド点眼、ジクロフェナック点眼より効能は低いですが、副作用も少なく、白内障の進行を遅らせてくれることが最近、学会で報告されています。
 本院ではオーナーの理解が得られれば、白内障の症例で、進行を遅らせる治療として、毎日の点眼を薦めています。前記したようの副作用は少ないですが、どんな薬剤でも副作用なしはありません。この点眼も定期的な眼科検査、目がじょぼつくようなら即座の来院を条件にしています。


calendarright arrow当院の診療カレンダー

padright arrow【当院への道順】


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


【break time】

 
flower2

 
 

投稿者: オダガワ動物病院

2017.09.20更新

あrabbitウサギの東洋眼虫


あ

眼に虫が診られる稟告で来院した4歳のウサギです。眼に虫が診られ、採ろうとすると、結膜に入ってしまうので来院しました。

あ

 点眼麻酔をしてどうにに1匹捕まえることができました。この症例は体長は約5mmです。顕微鏡所見で拡大して東洋眼虫と診断しました。犬ではときどきある症例ですが、当院ではウサギは初めてです。

 東洋眼虫は線虫に属し、ショウジョウバエによって媒介されます。ショウジョウバエは暖かい気候を好む関係で、九州に多いと記載されています。このウサギも最初の1年は鹿児島にいたそうです。しかし最近は温暖化の関係で、関東地方でもときどき発生しています。この前も茨城の先生と話していたらこの東洋眼虫をみつけたことをいっていました。

 結膜の奥の方や、瞬膜の裏側などに移動しなはら寄生します。摘出方法は点眼麻酔で虫を弱らせて、摘出するか、また必要に応じて全身麻酔でおこなうこともあります。この症例も1匹んみでいなくなってくれればいいんですが。

 予防はショウジョウバエとの接触をさけることが一番良いですが、なかなか大変です。ウサギは室内飼育が殆どなので、香取線香、ベーブマットなどでハエのいない環境をつくることが大切ではと考えています。

しかし報告の少ない症例なので、ウサギ側にも罹患しやすい条件があるのかもしれません。


calendarright arrow【当院の診療カレンダー

padright arrow【当院への道順】


【関連記事】
dogright arrow犬の診療
tigerright arrow猫の診療
rabbitright arrowウサギの診療
mouseright arrowハムスターの診療
snakeright arrowフェレットの診療
chickright arrow小鳥の診療
boarright arrowモルモットの診療


【break time】

 
flower2

 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院