小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.05.20更新

あtiger猫の尿路閉塞の症例


 
5才の雄のアメリカンショートヘアーが尿がでないことで来院しました。
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  レントゲン所見 レントゲンではおおきな膀胱が診られました。---------------------------------------------------------------------
 エコー所見 またエコー像はキラキラ光るものが観察されて、結晶の存在が確認できました。                         ---------------------------------------------------------------------
                            
 尿路カテーテルを挿入しました。
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採取した尿
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尿沈渣のグラム染色(顕微鏡所見)ではブドウ球菌(Staphylococcus)が推察されました。
(後日、培養検査でStaphylococcus属が同定されました。)
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尿沈渣のストバイト結晶(顕微鏡所見)がみられました。                           ---------------------------------------------------------------------
治療
ストバイト結晶にはpHコントロールの食事に替えていただくことがベストです。このお宅は多頭飼育なので食事の変更は難しく、ゼンラーゼ(ストバイト結晶を壊すサプリメント)の投与を薦めました。(左犬用・右猫用)

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 抗生剤を膀胱の状態がよくなるまで飲ませて頂くこととしました。本院では尿検査で陰性化してプラス1週間を目安にしています。
 この猫は本疾患が始めてであること、またグラム染色より菌名が推測できたのでアモキシシリンを使用しました。この疾患は2週間の処置で回復しました。

 今後このような疾患は、上記の食事への変更かサプリメントの投与をしないと70%は再発しますので今後の継続治療が大切です。
                                            

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.19更新

おtiger猫の発情


 猫の発情期は外陰部をみても、発情と非発情の区別はつきません。
 ただし行動はヒトになれなれしくなります。また甲高い声で鳴くので、発情が弱い個体をのぞいてわかるとおもいます。

■この猫の膣スメア
 猫でも膣スメアは性周期の判断に使用は可能です。
この写真には有核細胞が多く診られ発情前期-中期が疑われます。
 非発情期はスメアを診てもなにも細胞はみられません。

この症例では別の箇所では角化細胞も診られます。この標本も同様です。 この猫は本日避妊手術で、写真のように発情してました。



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【break time】

 
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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.19更新

おtiger猫の腎臓病 ステージ4


 掛り付けの動物病院で、触診で腎臓が萎縮しているため重度の腎臓病と診断され皮下点滴に通うっていた17歳避妊済みの日本猫の症例です。(理由は不明ですが、血液・生化学検査はしてません。)

本日は鳴き方がおかしいいため本院に来院しました。

若いときは6kg体重があったらしいですが、今日は3.8kgしかありません。

体温 38.5、心拍数 180回/分、呼吸数 25回/分、収縮期血圧190mmHg、粘膜やや白い状態で、脱水7%です。

あ血液・生化学検査

血液・生化学検査では尿素窒素、クレアチニンが高値で、リンも高値です。

また低k(K2.4mEq/l)で、生命の危険もある状態で血圧も高い状態です。

以上の見解よりステージ4と診断しました。

本日はkを多くした補液をおこないました。鳴き方がおかしいい点にはサイレース®を注射しました。

改善がない場合は血圧降下の使用を考えています。

ステージ4では、高リン抑制剤、皮下補液が必要です。

この症例は自宅で皮下補液ができるよう指導させてもらいました。

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.19更新

お

tiger猫の避妊手術 


 猫の避妊手術、去勢手術 川崎市および川崎市獣医師会からの補助について

こちら

あ避妊後の写真、
当院では避妊手術は縫合糸を内側にして、抜糸のいらない方法を採用しています。

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◆避妊手術のメリットは

①子宮蓄膿症や卵巣腫瘍、乳腺腫瘍(但し1才以内)など、性ホルモンの働きによって起こる病気の発症率が低くなることが挙げられます。
②また、オスを求めて大声で鳴いたり、外に出たがったりすることも少なくなり、精神的にも落ち着きがみられます。
  以上の理由から手術を進めています。。
手術のタイミングは、一般的には生後6ヶ月~12カ以内が適期です。もちろんそれ以降でも手術は可能です。

◆避妊手術のデメリット 
また全身麻酔が必要です。

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◆避妊手術後の注意
 避妊手術をすることで、発情や性的なストレスから解放され、異性を求めるために費やすエネルギーが不要となるため、消費カロリーが少なくなっているにもかかわらず、以前と同じ食事内容を与えるためにカロリーオーバーになることが最大の原因です。
 食事と運動の量を正しくコントロールすることで、肥満は避けられる場合が多いです。 

あ


 

【避妊手術・去勢手術】
dogright arrow犬の避妊手術(雌)
dogright arrow犬の去勢手術(雄)

tigerright arrow猫の避妊手術(雌)
tigerright arrow猫の去勢手術(雄)

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rabbitright arrowウサギの去勢手術(雄)

boarright arrowモルモットの去勢手術(雄)

 

tiger猫・避妊手術・去勢手術の助成金】
right arrow 本院は川崎市獣医師会に所属しいる関係で
時期は限定されますが、猫の去勢・避妊手術に
①川崎市、②川崎市獣医師会、2団体の補助が可能です。
right arrow川崎市獣医師会
right arrow川崎市健康安全部生活衛生課

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.19更新

お■ tigerねこじゃらしを誤飲した猫


  早朝 、「猫じゃらし」を飲み込んだので、緊急でみてほしいと電話がはいりました。1才 猫 去勢雄 種類はロシアンブルーです。

お
お 電話後、 即来院されました。即レントゲンを撮ると、喉頭蓋かた胃にかけて、金属の猫じゃらしがみつかりました。(写真上)

催吐剤を投与して30分で、嘔吐がはじまり、のみ込んだ「猫じゃらし」がでてきました。(写真下)
 でてこないようなら、麻酔をかけて、喉頭蓋から鉗子でひきだすか、胃切開をしようか、考えていたので、結果的には催吐剤のみで異物がでてきてよかったです。
 若い猫は、付近のものを飲み込む子が多いのできおつけてください。場合によっては手術が必要な場合もあります。特に、裁縫箱の糸付きの針を飲んだ場合は大変ですので管理には注意が必要です。

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お

お

催吐剤ででてきた猫じゃらし。


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仔猫の雌雄鑑別法


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.13更新

あtigerストロバイト結晶の猫


  1才の雄の猫が頻尿を主訴に来院しました。尿検査でhpHは8.0で、蛋白、潜血が陽性でした。

あ

尿を遠心すると多くの沈査がえられました。

あ

顕微鏡でストロバイト結晶が診られました。

 この猫は1歳で多くのストロバイト結晶が診られました。今後尿路閉塞にならないか心配です。

 このストロバイト結晶の治療は食事が一番です。ヒルズ社から溶解用s/d、維持用のc/dが、ロイヤルカナン社から溶解、維持を目的にpHコントロール(0.1.2)が販売されています。これらの食事を使用していれば、溶解期を過ぎれば、殆どの症例が良好に維持できます。またこれらの食事を食べてくれない場合は、ゼンラーゼ®等の予防サプリメントを考慮します。

 上記した処方食は普通のキャットフードに比べて、費用が3倍近くかかります。そのため病状が良くなると食事を普通のキャットフードに戻したがるオ-ナーをよく見ます。しかしストロバイト結晶はもって生まれた体質おこることが多く、普通のキャットフードに戻すと、尿路閉塞に再度なりやすくなります。(本院の経験では70%位)当然再度動物病院に多くいくことになり、猫も苦しみ、余計に費用もかかる結果になります。以上の理由でこの猫はストロバイト結晶に1歳でなってので、生涯食事療法を薦めました。

 またサプリメントも同様に考えています。サプリメントと上記した処方食の同時長期投与は控えてください。より厄介な病状になることがあります。

 このオーナーは2匹の猫を飼育しています。c/dやpHコントロール(1.2)は猫が生活していくための食事は入っているので、生涯この食事が与えられます。またストロバイト結晶でない猫が主食にしても問題は生じにくいと考えられています。このオーナーは2匹にpHコントロールをあげています。

 


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2018.05.13更新

あtiger猫の糖尿病


  糖尿病とは、インスリンというホルモンの作用が低下したため、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されず血糖値の高い状態が続く疾患です。血糖値が高いだけだと自覚症状はありませんが、様々な病気を引き起こすことにつながります。それが「合併症」です。血管が痛むために目や腎臓などに障害がでやすいです。

 糖尿病は膵臓からのインスリンの分泌不足(インスリンが足りない状態)のⅠ型糖尿病と、インスリンは分泌されていますが、肥満、感染症などによりインスリンの作用(効果)が出にくい(インスリンが有っても血糖値が下がらない状態)Ⅱ型糖尿病とが有ります。

 猫の糖尿病はヒトのⅡ型糖尿病に発生機序が似ています。血糖値が上昇すると、膵臓ランゲルハンス島β細胞からインスリンが分泌される際に、同時にアミリン(islet amyloid polypeptide, IAPP)という蛋白質も分泌されます。Ⅱ型糖尿病の状態が長く続くと、「糖毒性」などによりインスリン産生量は低下していきます.アミリンにはプロアミリンという前駆物質があります。インスリン抵抗性があると,プロアミリンからアミリンへの変換がうまく進まず,過剰に余ったプロアミリンが膵島に集まり、アミロイドが沈着します。以上の理由で、Ⅱ型糖尿病も末期になるとインスリンはでなくなります。

あ

 写真の猫は10歳時に、多飲・多尿を訴え糖尿病で来院した症例です。初診時は血中グルコース500mg/dl以上、糖化アルブミン58%と高値でした。この猫はインスリンとしてランタス®を1日2回で皮下注してもらいました。ランタス®を皮下注後4-6時間後に来院して頂、血中グルコース150-200mg/dl、糖化アルブミン20-30%内で約4年間生存しました。しかしランタス®特有の副作用に悩まされ、低血糖とおもはれる症状を併発して大変な日もありました。

あ

 


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.10更新

あ

tiger猫の「てんかん」


 

  

 症例は雄の日本猫です。6ヶ月どきに「てんかん」が治まらない理由で転院してきました。初診時は時間外の緊急でした。神奈川県川崎市宮前区からの来院です。

猫のてんかんについて

●血液・生化学は下記にようで特に異常はありませんでした。(6ヶ月どきの値)

 
 その後抗てんかん薬を処方して、経過をみました。抗てんかん薬が安定するまでには約2週間を要します。最初の2週間は何度か「てんかん」をおこし大変でしたが、2週間以後は安定して、1日2回の抗てんかん薬の投与で、2年間良い維持をしています。現在「てんかん」も年1-2回位しかおきません。


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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.05更新

オダガワtiger猫のてんかん剤の注意点


  他院で、『てんかん』が治らないことで来院した1才の雄猫です。
 最初に代謝性疾患で『けいれん』をおこす病気の除外のため、血液・生化学の検査をおこないとくに異常な所見はありませんでした。また最近はめっきり減少しましたが、ホウ酸ダンゴ、チョコレートの大量誤食などでも痙攣はおきます。


 当院ではてんかんは1ヶ月に1回おこることが薬剤を飲ます分岐点にしています。この症例は週に2-3回てんかんがあり、抗てんかん薬の対称です。
 他院でも抗てんかん薬を処方されていましたが、なぜか投与量がやたらに少なく、そのために効果がないと判断しました。投与量を正常にすると『てんかん』の良好な維持ができました。

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■抗精神薬の使用法
 
これら抗てんかん薬は、90%の、『てんかん』に効能をしめします。しかし中には薬剤でコントロール不可能な症例もあります。また薬剤により個体差もあることが特徴です。『てんかん』の数が多いのに治療しないと早期死亡の原因になります。

 また『てんかん』は動物種で効果ある薬剤は異なります。猫ではフェノバルビタール・ジアゼパム・ゾニサミドが維持薬として推奨されています。どの薬剤も長所・短所はあります。とくにフェノバルビタールとゾニサミドの飲み合わせは注意が必要です。ジアゼパムも肝障害は注意が必要です。なお犬で時々使用される臭化カリウムは猫は禁忌です。

投薬後、猫の鎮静状態が強い場合はお早めに連絡ください。

 抗てんかん薬は生涯使用するケースが多く、そのため副作用をおこさないように、必要に応じて血液・生化学検査、血中濃度を定期的にモニターすることをお勧めします。

 まれに老化でてんかんは治ることはありますが、当院では抗てんかん薬をやめるこては薦めていません。オーナーの判断で勝手に薬剤をやめると急死する場合もあります。抗てんかん剤をやめたい場合は、担当獣医師とよく相談してください。当院では老化でてんかんは治った症例は経験ではありません。-------------------------------------------------------------------- 

あ
フェノバルビタール 特徴として錠剤・シロップ・粉など薬剤形態はさまざまなものがあります。

■フェノバルビタール 
  写真は猫の『てんかん』によく使用されるフェノバルビタールは長い使用歴史があります。猫の70%位のてんかんは抑えられます。一生投与する可能性のある薬物であること、また投与量と血中濃度がリンクしない場合もあり、ヒトでは血中濃度測定薬物です。猫でも同様です副作用を少なくする意味で、投与後は年1-2回の血中濃度と血液・生化学検査をお薦めします。
 

 この薬剤は3週間投与してやっと血中レベルが安定します。 普段は血中のレベル15-45μg/mlで安定していることが理想とされてますが、低濃度でも『てんかん』が抑制されていればよいです。オーバーしている場合は将来、副作用の肝障害になる可能性があり、フェノバルビタールの用量の調節、別の薬剤への移行を考慮しなければなりません。
 血中濃度の解釈を解かりやすく言えば、45μg/ml以上ある猫は、ヒトに例えればウイスキーのボトルを毎日飲んでいるような状態です。家庭でこんな酒の量を飲んでいれば注意されます。本当に肝臓が心配です。
 血液・生化学検査では肝臓の機能などが数値化して示されます。肝臓は神経がなく、症状が現れるのは末期が多いです。そのため早期の発見に検査は大切です。

 この薬剤を8年間、盲目的に投与して、血中濃度が60μg/mlになり、重傷な肝障害で死亡したケースが報告されていたことはありました。
 
 本院では長期に投与の症例で血液・生化学・血中濃度の測定をしてくれるオーナーは多くはいません。先日測定した2症例はフェノバルビタールの血中濃度は15μg/mlと58μg/mlでした。後者は用量を少しさげないといけないかもしれません。欠点として、副作用を少なくする意味で、検査は大切ですが費用がかかります。
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■ジアゼパム 
 猫では犬の違ってジアゼパムの長期投与が可能です。てんかん症例の場合はフェノバールで効果のない猫には、次の薬剤として使用しています。しかし注意事項があります。多くはありませんが投与後に急性肝壊死という病態が起こることがあり、必要に応じて、血液・生化学検査が必要です。本院では発生の経験はありませんが注意は必要です。90%の癲癇は維持可能です。獣医師により好き嫌いのわかれる薬剤です。
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あ
ゾミサミド製剤・ヒト用、犬用はあります。猫用はありません

■ゾニサミド 
 猫では多く使用されてませんが、投与は可能です。難治性てんかんに良い意見もありますが、錠剤は不味いらしく、猫はたべてくれないことが多いです。食欲不振になるケースもあります。

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あプレガバリン製剤

■プレガバリン
 難治性てんかんに使用されている薬剤です。まだ多くは使用させていないので詳細は不明です。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2018.05.05更新

オダガワ
tiger仔猫の健康診断❷
(ワクチン、猫白血病、猫エイズ、猫伝染性腹膜炎、猫カゼなど)

 

わ ■camera猫3種混合ワクチン

  猫3種混合ワクチンは猫カリシウイルス感染症・猫ウイルス性鼻気管炎・猫汎白血球減少症の3つのワクチンです。
接種してから2週間位たって効力を発揮します。
 先の2つはよくネコカゼと言われているウイルス性疾患で70%位の予防が可能です。また接種した場合重症化しないとされています。
 猫汎白血球減少症はパルボウイルスによりおこる嘔吐下痢を主症状の致死的な伝染病で98%位予防は可能です。
 本院では初年度は2ケ月、3ケ月、4ケ月の3回投与して、その後年1回の接種を勧めています。
本院に来院する猫は室内飼育が殆どなので、下記に説明する猫白血病、猫エイス検査が陰性で、外にでなければ、この3種ワクチンのみの投与にしています。

 tigerright arrow 猫のワクチンは

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■猫カゼ(ヘルペス性の可能性高い)


あ

 母猫は出産時の免疫を最大限に落とす状態になります。出産する母ネコに「猫のカゼ(FVR感染)」の既往歴があると、
ヘルペスウイルスは神経細胞から末梢に出現します。
出産後母猫は子猫を舐めますので、生まれた子猫にヘルペスウイルスを感染させてしまうことになります。
そのため子猫は「猫カゼ状態」でよく保護されます。

tigerright arrow猫カゼの症状

 
 ■しかし中には紛らわしい症例もあり遺伝子診断に至ったケースもあります。
 
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 ■猫白血病、エイズについて

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投稿者: オダガワ動物病院

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