小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2020.05.23更新

あ tiger百合を食べた仔猫


  猫は百合を食べると中毒をおこし腎臓病になることは知られています。
そして一定以上の量をたべると腎不全にまで進行して死亡します。
 治療は百合の解毒剤はありません。対症療法が中心になります。
ネコは百合のみでなくチューリップ、カサブラカなどでも同様の症状がおこることが記されています。

当院でオーナーの不注意によりユリを誤食したケースを経験しましたのでここに記します。

 なお他にもネコに中毒のある植物はたくさんあり、私感ですがネコを飼育される方は観葉植物を置くとはすすめません。

 あ

  症例は生後4ヶ月の雄ネコ,ノルウェージャン種です。

 友人から百合をもらったそうです。オーナーはネコに百合中毒はあることは知ってました。そのためネコが届かない自宅の高いところに飾っていたそうです。

 ネコは三次元で生活する動物で高いところにいくのは得意です。また新しいものに興味を示す傾向があります。
オーナーがみてないとき、その高いところに上がり、百合の花をたべていたので、びっくりして来院しました。
(黒矢印部分)

あ
 来院時体温、心拍、呼吸数は正常でした。百合の花をたべて約40分後の来院だったため、経口の催吐剤を投与しました。すると約5分後、花びらの一部を嘔吐しました。(黒矢印部分)

あ
 その約1分後、おしべらしきものの一部も嘔吐しました。(黒矢印部分)

次に血液・生化学検査をおこないました。(当日)
白血球9213/ul(正常値5500-19500)、PCV32%(正常値30-36%)、TP6.3(正常値5.7-7.8g/ml)、Alb3.6 g/ml(正常値2.3-3.5)、GOT/AST21 IU/l(正常値18-51)、GPT/ALT39 IU/l(正常値22-84)、ALP21 IU/l(正常値38-165)、BUN28.4 mg/ml(正常値17.6-32.8)、クレアチン0.73 mg/ml(正常値0.8-1.8)、Ca10.9mg/dl(正常値8.8-11.9)、IP10.7 mg/dl(正常値2.6-6.0)、血糖116mg/dl(正常値74-148)、総コレステロール156mg/dl(正常値89-176)、Na153mEq(正常値147-156)、K4.9mEq(正常値3.4-4.6)、Cl111mEq(正常値107-120)

IPが高い理由はわかりませんでしたが、腎臓の機能を示すBUN、クレアチンは正常でした。
元気、食欲もあったので、皮下補液をおこない、ネフガード®を経口投与して通院治療にしました。
百合中毒はいつ腎臓に疾患がでるかわからないので、翌日も検査に来院してもらいました。

2日目、来院時体温、心拍、呼吸数は正常で元気とのことです。

血液・生化学検査(2日目)
 白血球9879/ul(正常値5500-19500)、PCV30%(正常値30-36%)、BUN23.5mg/ml(正常値17.6-32.8)、クレアチン0.78 mg/ml(正常値0.8-1.8)、Ca10.6mg/dl(正常値8.8-11.9)、IP10.6 mg/dl(正常値2.6-6.0)、Na150mEq(正常値147-156)、K4.6mEq(正常値3.4-4.6)、Cl108mEq(正常値107-120)
1日目同様、IPが高い理由はわかりませんでしたが、腎臓の機能を示すBUN、クレアチンは正常でした。皮下補液をおこない、ネフガード®を処方しました。異常がなければ7日後の来院を指示しました。

7日目、来院時体温、心拍、呼吸数は正常で元気とのことです。 
血液・生化学検査
白血球7548/ul(正常値5500-19500)、PCV33%(正常値30-36%)、BUN25.3mg/ml(正常値17.6-32.8)、クレアチン0.80 mg/ml(正常値0.8-1.8)、Ca10.5mg/dl(正常値8.8-11.9)、IP9.2 mg/dl(正常値2.6-6.0)、Na151mEq(正常値147-156)、K3.6\8mEq(正常値3.4-4.6)、Cl107mEq(正常値107-120)
これまでと同様でIPが高い理由はわかりませんでしたが、腎臓の機能を示すBUN、クレアチンは正常でした。

百合中毒による腎臓病は当院の調べでは最大で11日後に発生しているので、翌週の来院も薦めましたが、その後も元気で経過しているので、この週で治療は終了になりました。

 この症例はオーナーがネコに百合中毒はあることは知っていたので、早めに来院して嘔吐できたことがよかったと考えています。本邦では正月、お盆に仏様に花を供える風習がありますが、百合の花が入っていることがおおく、オナーの見てないところで食べている危険もあり注意が必要です。

 


 

 

 

投稿者: オダガワ動物病院

2020.05.10更新

あ rabbit壁紙を齧ってウサギの毛玉症


あ

あ

 ウサギは身近にあるものを齧る習性があり、また嘔吐が殆どできません。
壁紙を齧ってウサギの胃の中が壁紙だらけ(赤矢印)になり、“毛玉症”になり食欲不振を呈して来院しました。
当院ではメトクロプラミド(Metoclopramide)、モサプリド(Mosapride)、シプロヘプタジン(Cyproheptadin)、ラキサトーン®などの投与で対応しています。
小さい異物は回復しますが、大さい異物は手術になる場合もあります。当院ではウサギはストレスに弱いので、内科療法を中心におこなっています。
 

 異物を誤食したウサギの症例は、これまで、夜寝る際にラビットハウスにかけてたバスタオル、自宅のカーテン、絨毯のケバケバなどを食べておきています。またオーナーの常備薬を誤食したケース、自宅のコンセントを齧って感電もありました。
ウサギの行動範囲にこれらのものをおかないよう注意して、ウサギの習性を熟知して飼育して下さい。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2020.05.10更新

あ

投稿者: オダガワ動物病院

2020.05.10更新

a

お風呂マツトの端を食べられ約1時間後に来院した8才の日本ネコです。
このネコは以前も同様のものを誤食したことがあるそうです。
その時は他院で静脈系催吐剤の注射で嘔吐してくれたそうです。
今回当院でも静脈系催吐剤、経口催吐剤を使用しましたが、気持ち悪るそうさしぐさのみで、
嘔吐は診られませんでした。
経験的にこの大きさなら腸から糞とともにでると予想されますがその後は不明です。

ネコはイヌにくらべて催吐剤に対する反応はよくなく嘔吐しないことが多いです。
このネコは以前もお風呂マツトの端を食べられたことがあるので、マットなどは付近におかないことが賢明です。


 

投稿者: オダガワ動物病院

2020.05.10更新

あ dogネコの黄疸


 尿が黄色く、濃くなり、食欲がなくなったことで来院したネコです。

あ
体温も正常で、粘膜には黄疸はみられませんでした。

あ
持参された尿。尿検査は蛋白(±)、ビリルビン(++)、潜血(-)、ブドウ糖(-)、PH 6.0、比重 1.040でした。6年前、当院でストロバイトによる膀胱炎と診断したので、食事はpHコントロールを食べていました。

あ

生化学検査、尿検査の結果および 文献ではネコの肝臓病は胆管肝炎が多いため、治療はアモキシシリンとウルソサンを使用しました。
1週間たって、黄疸もへり、食欲もでてきてよくなりました。
この症例は早く治りなしたが、胆管肝炎の重傷例では、2-3ケ月アモキシシリンとウルソサンの投薬を続けた方が良いこともあります。

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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