小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2019.08.12更新

あ rabbitウサギのツメダニ症


あります。 
4才雄のウサギ(ロップイヤー種)の背中の皮膚が急に剥げたことで来院しました。
皮疹は鱗屑、痂皮が主体でした。

AHCC
鱗屑、痂皮の部分をセロハンテープで採取し顕微鏡400倍で鏡顕しました。
ツメダニの虫卵が診られ、ツメダニによる皮膚病と診断しました。
この症例は5ヶ所セロハンテープで皮膚の採取をしましたが、成虫は見つけられませんでした。
治療にはレボリューション®を背中に滴下しました。

■3週間後の来院

あ
皮膚は良くなってきました。再度レボリューション®を背中に滴下して治療終了しました。

ツメダニ症はウサギは痒みを訴えるケースとそうでないケースがあります
人畜共通の疾患でオーナーも痒みを訴えるケースもあります。

 レボリューション®はじめアイバメクチン系の薬剤などの使用でよくなりますが、使用が1回だと再発するケースがあり3週間位あけて最低2回の投与は必要です。

 ノミ・ダニ製剤はイヌ、ネコには副作用も殆どなく、良好に働いてくれますが、ウサギには死亡例が報告されている製品もあります。必ずウサギに詳しい動物病院の先生に診察をうけて薬剤を処方してもらってください。なおレボリューション®はイヌネコ用ですが、ウサギにも安全に使用できます。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.10更新

あ tiger甲状腺機能亢進症のネコ、注射療法


areroltuku
(写真1)

甲状腺機能亢進症は富士フィルムモノリスの書類から引用させていただくと、
上記のような症状があります。(写真1)

8歳から多くなる傾向があり、10歳以上ではとくに注意が必要です。
そのため当院では高齢のネコは甲状腺ホルモンの測定を薦めています。

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 AHCC
(写真2)
今回の症例は15歳の雄(去勢済み)の日本ネコです。

2年半前に甲状腺機能亢進症と診断したネコです。
甲状腺機能亢進症の薬剤(メルカゾール)の経口投与で維持してましたが
もともと経口投与が嫌いなネコでした。


経口投与が影響してか、ここ3ヶ月食欲不振に陥りました。
体重も4.5kgありましたが、3.2kgにまで減少し、
甲状腺ホルモン(T4)も1.4(μg/dl)から12.6(μg/dl)【正常0.8-5.0(μg/dl)】
に上昇してしまいました。
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浅田鳥獣貿易
(写真3)
投薬が難しいネコや抗甲状腺薬に副作用のあるネコは
y/d(ヒルズ社)ヨウ素を含まない食事(写真3)で治療する方法もあります。
メルカゾールより値が安定するまでは時間はかかります。
しかしこのネコはこの食事もたべてくれません。

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あまり
(写真4)
甲状腺機能亢進症の薬剤(メルカゾール)には
注射(写真4左)と錠剤(写真4右)があります。

AHCC

そこで糖尿病の治療を応用して、
メルカゾール注射液(写真4)を
マイジェクターに吸引して

皮下に注射いてもらいました。

2週間後甲状腺ホルモン(T4)は
12.6(μg/dl)から8.4(μg/dl)【正常0.8-5.0(μg/dl)】に減少し
体重も3.2kgから3.6kgに増加して、食欲も出て来て臨床症状はよくなりました。

ひき続きメルカゾール注射液で治療をおこなう予定です。

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.09更新

あ rabbitウサギのツメダニ症(濃厚感染例)


 AHCC
8才雄のウサギの背中の皮膚が急に剥げたことで来院しました。
皮疹は鱗屑、痂皮が主体でした。

AHCC
鱗屑、痂皮の部分をセロハンテープで採取し顕微鏡400倍で鏡顕しました。
ツメダニ成虫()、ツメダニ虫卵()が診られ、ツメダニによる皮膚病と診断しました。

Amazon
顕微鏡を100倍の低視野にすると多くのツメダニ成虫が診られました。
しかしオーナーの稟告によればウサギは痒みを訴えていないそうです。
治療はレボリューション®を背中に滴下しました。

●17日後の来院

AHCC

たいぶよくなりました。ツメダニの駆除には最低2回と投薬が必要なため、今日もレボリューション®を背中に滴下しました。1回のみ投薬だと再発するケースもあります。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.03更新

あ chickセキセイインコ、軟卵の卵詰まり


 
AHCC)
昨日より急に元気なくなり来院した2歳雌のセキセイインコです。
触診で卵詰まりが疑われました。

AHCC)

AHCC)
レントゲン検査では軟卵が診断されました。(

AHCC)
ガルシウム剤をのまし、用手法で卵管を反転させました。黒矢印が卵管の開口部です。

AHCC)
卵を割って、薄い卵殻を摘出しました。

その後、約3日間かかって回復しました。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.03更新

あ dogペキニーズの皮膚腫瘤、非腫瘍性疾患


 ありますた
5歳の雌のペキニーズです。2歳の頃より、皮膚に小さな皮膚腫瘤がありました。

細胞診では診断つかず、犬は元気ですが、今年に入り腫瘍の数もおおくなり、各腫瘍も増大傾向なため、手術をおこないました。

ありますた
切除した皮膚腫瘤

a
病理検査では毛包漏斗部嚢胞でした。

病理医のコメントによれば、毛包漏斗部嚢胞は非腫瘍性病変です。毛包漏斗部に由来し、毛包開口部や表皮でみとめられるケラチンを含んでいるそうです。細胞診では診断がつかない疾患で二次炎症で臨床的に急に大きくなることはありますが手術により完治が見込まれます。単独で発生することが殆どですが、この症例のように多数発生することも希にあります。


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.08.02更新

あ chick文鳥を誤って踏んでしまった症例


 あ

預り金

1歳半の雄の文鳥を誤って踏んでしまった症例です。
臨床症状より、頭部を強打した様子が考えられます。
また便、尿は認められました。
強制給餌、抗生剤、抗炎症剤、総合ビタミン剤で治療をおこないました。

AHCC)
この症例はうちどころが良かったみたいで、翌日には立つようになり、その後、回復しました。

この症例は運よく治りましたが、死亡例は多いです。放鳥時は十分注意してください。


  

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投稿者: オダガワ動物病院

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