小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2019.07.31更新

あ boarモルモツトの疥癬症


 アレ
皮膚全体が粉をふくような皮膚病になり来院した1歳半の雄のモルモットです。
オーナーが診るにあまり痒みはないそうです。

AHCC)
皮膚の拡大写真、表皮が厚くなり、痂皮が多く診られます。
皮膚掻爬検査をおこないました。

ありがとうございます。
皮膚掻爬検査、顕微鏡100倍所見です。疥癬虫が発見されました。(

AHCC)
疥癬虫、顕微鏡400倍所見(

 この症例はモルモットに安全に使用できる疥癬虫治療剤、レボリューション®を背中に滴下してもらいました。
疥癬症のみなら月1回の皮膚滴下を2-3回おこなうとよくなります。

 このオーナーは他に2匹、モルモットを飼育されていました。疥癬症の症状は診られませんでしたが疥癬虫は接触感染するため、念のため残り2匹もレボリューション®を背中に滴下してもらうことにしました。

 またヒトにも感染の可能性もあります。モルモットが疥癬虫に感染していると、オーナーが痒みを訴えるケースも当院では経験しています。注意が必要です。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.27更新

あ dog犬の肥満細胞腫(グレードⅡ)


 

AHCC)

プードル、12歳雄の耳介に腫瘍(⇒)ができました。

血液検査、レントゲン検査異常なく、後日摘出手術をおこないなした。

病理検査では肥満細胞腫(グレードⅡ)という診断になりました。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.26更新

あ chick卵詰まり、軟卵が詰まったケース


 

a
昨日から急にこのような状態になり来院しました。低体温状態でした。

a

a
腹部は大きく、レントゲンをとりましたが、卵はみられません。

a

a
次にエコーをおこない、卵を発見しました。卵殻ができていない軟卵です。

a
用手法で軟卵を割ってだしまいた。

しかし、残念ながらこのセキセイインコはこの日の夜になくなりました。


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.18更新

あ chickネコに襲われたセキセイインコ


 ネコとセキセイインコが同居している方です。
a

a

このオーナーは日頃から相当注意しているみたいですが、ヒトが眼を離した一瞬にネコパンチにあいました。セキセイインコの頸部、腹部に裂傷が診られました。

この症例は強制給餌の通院、抗生剤の投与で運よく10日で回復しましたが、一歩間違えたら、死亡するケースです。

 


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.17更新

あ chickネコのブドウ膜炎


 あ
他の動物病院で、約2年、オフロクキサシン、プラノプロフェンなどの点眼をおこなったがよくならず、転院してきた症例です。

眼が垂れ下がり、内反をしているようにも見えました。

眼科の検査では、角膜に傷はなく、眼瞼の細胞診も上皮細胞のみ検出され、好中球、好酸球は診られませんでした。
また眼瞼結膜の遺伝子検査もおこないました。
1週間、レボフロキサシン(1.5%)の点眼をしましたが、変化はありませんでした。

ame
遺伝子検査はすべて陰性でした。 
以上の結果より、ウイルス、細菌系の疾患は可能性が低いため、ステロップ®を1日2回、点眼してもらうことにしました。

ame

ame
1週間後の様子。まだ眼瞼は赤いです。

 その後、オーナーの仕事が忙しくなり来院はありませんが、ステロップ®を点眼してから1週間位でよくなったそうです。ただしステロップ®を中止すると再発する可能性が高いので、点眼を減らして使用をお願いしています。 
 ステロップ®は角膜潰瘍の副作用があるので、適時に検査が必要です。このオーナーも都合ついたら来院することをすすめています。

 ブドウ膜炎をおこす疾患として、バルトネラ、クリプトコッカス、ネココロナウイルス、ネコヘルペスウイルス、ネコ白血病ウイルス、ネコ免疫不全ウイルス、トキソプラズマなどがあり検査もできますが、原因の特定は難しいことが多いです。そのためステロイド点眼、アトロピン点眼の対称療法になることが多いです。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.17更新

あ chickモルモット、皮膚の血管肉腫


 紫陽花
症例は6歳、雌のモルモツトです。肩甲骨部位の左側に腫瘤がみつかり来院しました。

紫陽花
細胞診をすると血液成分が吸引されましたが腫瘤の特定には至りませんでした。

血液検査、レントゲン検査異常なく、オーナーの希望もあり後日摘出手術をおこないなした。

ame
手術で摘出した腫瘤。

AHCC)
術後1週間の写真、抜糸もおわりました。

 手術後の回復も順調に進みましたが、病理検査では皮膚の血管肉腫との診断されました。
病理医のコメントを引用すれば、皮膚の血管肉腫は希な腫瘍ですが、モルモットでは血管肉腫は好発するそうです。
当院では何例かモルモットの皮膚腫瘍の摘出手術をしてますが、皮膚の血管肉腫は初めてです。
この症例は中程度の悪性度があるので、今後も経過観察が必要とのことです。

AHCC

モルモットは抗がん剤の使用は不明な点が多いため、
抗腫瘍性サプリメント(AHCC)を投与して経過をみています。


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.06更新

あ rabbitウサギの角膜閉塞症候群


 ame

 ウサギの角膜閉塞症候群は別名、偽翼状片・結膜過長症などと呼ばれています。
(呼び名は獣医学で統一されている訳ではありません。)
結膜が過長して角膜を覆うウサギのみの疾患です。
原因は不明です。当院では時々診ます。

 この症例は過長した結膜の一部が切れて来院しました。
点眼麻酔を行い、過長した結膜()を摘出しました。

 このような症例は結膜切除の手術も可能ですが、結膜切除しても何割か再発するケースもあります。
過長した結膜は腫瘍性の変化はなく、経過を診ることもひとつの方法です。

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  あいず
この症例は、逆の眼も角膜閉塞症候群に罹患してました。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.03更新

あ chickセキセイインコの痛風にフェブリック®の使用例


 ame

 7歳のセキセイインコです。痛風で(矢印、痛風結節)跛行を主訴に来院しまいた。
従来通りのベンズブロマリン、ザイロリックの治療ではよくならないので、ヒトの痛風で良好な成績をあげているフェブリック®をセキセイインコに投与しました。

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ame

  投与方法は飲水投与にしました。投与後2週間たちました。
オーナーの感想は痛風結節はそのままですが、罹患したセキセイインコは一時たいぶ元気になったそうですが、時間の経過とともに元気はなくなりました。

 この症例は全身症状の改善が一時診られましたが、本院でもまだ症例数がすくなく、フェブリック®が従来の治療法より良いか今後の検討は必要です。


  

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.02更新

あ dog犬の特発性てんかん、認知症の療法食


 犬の特発性てんかん、認知機能不全症の療法食(ニューロケアー)
令和元年6月に販売されました。成長期を除く、全犬種で使用可能です。

ame---------------------------------------------------------------------

■犬の特発性てんかん
ほとんど1-3歳に初発し、推定で111頭に1頭の割合で
てんかん症例があると推測されています。
当院でもこれまでチワワ、プードル、シエルティー、ビーグル、ヨーキー、
雑種などでときどき診ます。

ニューロケアーに含まれる中鎖脂肪酸が
グルタミン酸受容体を阻害することで、抗発作作用を有することが示唆されています。

 

中鎖脂肪酸を含む試験食の90日間の実験では

 

あると

このようなデーターも報告されており、ニューロケアーは
抗てんかん薬のみで効果が少ない場合に期待されています。
なおニューロケアーのみでてんかんをなくすことは厳しいと考えられています。

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 ■犬の認知機能不全症とは
加齢に関連した神経の変性疾患で、認知機能の低下を特徴とします。
8才以上のイヌの約14%が罹患していると推測されています。
(8-10歳:3.4%、10-12歳:5%、12-14歳:23.3%、14歳以上:23.3%)

あり

 認知症ではこのようなデーターも報告されています。
中鎖脂肪酸、DHA,EPAなどの抗酸化作用が作用していると考えられます。

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■購入は
インターネットで販売はしてません。

当院を訪れて診察をうけてから購入可能になります。
また購入にはスマートフォンが必要です。

現在1kgの小型犬サイズしかサイズがありません。
また価格は1kg用で3926円(税込)かかります。
大型犬へは価格の関係で無理が生じます。

当院で希望の際は、必ず予約して来院ください。

 


 

 

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投稿者: オダガワ動物病院

2019.07.02更新

あ rabbitウサギの喧嘩


 
ame
(写真)

学校飼育の推定4歳の雄ウサギです。
誤って2羽、同じ飼育箱に入れてしまい喧嘩をして、
眼瞼の3時方向に傷を負った症例で、(写真参照)
化膿していることが写真でわかるとおもいます。

抗生剤の全身投与と点眼をおこない経過をみました。

ウサギは学校飼育など多頭飼育の場合、
雄は縄張りを主張して、体格が同じぐらいだと
派手な喧嘩をすることが多いです。
注意して飼育されるようお願いします。

 

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■2週間後の来院

ame

まだ少し喧嘩のあとはありますが、膿もなくなり良くなりました。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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