小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.04.01更新

オダガワrabbitウサギの乳腺腫瘍


 


 ■ウサギの乳腺 
  雑種8才雌です。たいぶ前から乳腺に「しこり」があり来院しました。体重は2.0kgです。
 この症例は4対8つの乳腺すべてが触診で腫瘍化してました。



■乳腺の細胞診をしました。 
 低倍率で多数の集塊があり、核の大小不同があり、乳腺癌と診断しました。
 
 うさぎの乳腺癌は「ガン中のガン」で外科で切除してもすぐ再発する場合が多いです。
 手術は可能ですが、全身状態も悪く、ウサギの乳腺腫瘍のキャラクターも考慮して、無処置にした症例です。 拡大してみると、赤く腫れあがって自壊が心配です。うさぎの乳腺腫瘍は悪性度が高くわるいことが多い腫瘍です。1つとっても、また別の乳腺にできることがよくあります。
 

 この乳腺腫瘍は皮膚の固着はなく、摘出は可能ですが、オーナーとは血液・生化学検査をして麻酔のルスク、年齢を考慮して考えましょうという提案をしました。
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■参考資料 偽妊娠による乳汁の過剰

 別のうさぎですが、乳腺が腫れて来院しましたが、細胞診をすると、乳汁が過剰に貯まってました。腫瘍ではなくこのようなケースもあります。


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投稿者: オダガワ動物病院

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