小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2018.03.01更新

オダガワ

chick文鳥の巨大卵の詰まり

桜文鳥 1才半 雌 いつも奥さんの服の中でいることが多い文鳥です。
本日、卵を4つ生んでから、急に元気なくなり、巨大便もする主訴で神奈川県川崎市高津区から来院しました。
z 腹部・文鳥の腹部は普通は大人の人差し指の爪1本です。この症例は第一関節まではいります。また触診で卵殻があることを確認します。
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 あ
 
 
あ   レントゲンを撮り巨大卵を確認しました。
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あ用手法で割って摘出した卵

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●コメント
 いつも奥さんの服の中でいることが多いので年中の持続発情をおこしていて、このような巨大卵による卵詰まりをおこしたと推察されます。レントゲンでも持続発情したときにみられる、肝臓の腫大、過骨症が1才半でみられました。今後飼育状況を改善しないと、短命におわることが多いケースです。巨大便は卵が腸管を圧迫したためにおきた現象です。


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投稿者: オダガワ動物病院

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