小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.12.18更新

あ

snakeフェレットのアリューシャン病


 フェレットのアリューシャン病はパルボウイルスの感染によって起こります。
糞便、尿、唾液、エアロゾルによる伝播の可能性が考えられています。
 ミンクの下痢を起こすウイルスとして良く知られていますが、スカンク、アライグマなども感受性を持っています。

 アメリカやイギリスではフェレットの散発的な流行が確認されています。日本でも研究会などで発症が報告されています。
 
 「多臓器不全、免疫力の低下による種々の症状を呈する」と専門書には記載されていますが、臨床の場では得意的症状はありません。

 診断は臨床症状が治らない。繰り返す。このようなフェレットにアリューシャン病抗体検査とガンマーグロブリン上昇など蛋白質の検査から診断します。しかし残念ながら治療はありません。

 本院で経験した症例も発熱を繰り返したため、このフェレットのアリューシャン病抗体検査が陽性でガンマーグロブリンの上昇から診断しました。   


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投稿者: オダガワ動物病院

2017.12.01更新

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 dragonフェレットのフィラリア予防

フィラリア症は犬・フェレットでかかりやすい病気です。猫でも希におきます。予防薬の投与で未然に防ぐことが可能な病気です。




フィラリアは蚊により感染する寄生虫疾患です。フェレットでも写真のような寄生虫が心臓に寄生します。犬と同様、蚊のでるシーズンは予防が必要です。フェレットは犬に比べて小さな動物なので、心臓に1匹でもフィラリア成虫が入ったら重傷になることが多いです。
 ご注意 本院でフィラリア検査希望の方は、必ずフェレットをお連れください。
少量の血液を採取して調べます。年1回のフィラリア検査は4月・5月頃、必ずおこなった方が良いでしょう。
●検査が陰性なら
 犬に準ずる予防が必要です。フィラリア予防は
オダガワ動物病院の開業している川崎市多摩区地域では、推奨期間の5月-11月の間、月1回の予防薬の投与で可能です。
 しかし同じ川崎市多摩区でも、蚊の多い場所と、蚊の少ない場所があります。お住まいの場所に蚊がおおければ、推奨期間より長めに予防薬をあげることをお勧めします。

●検査が陽性なら
 陽性でも軽度な場合はフィラリア予防薬を少量から始める場合もあります。また重度な場合は強心剤の投与もします。

本院ではノミの予防もかねて、下記のレボリューションでの予防をお勧めします。背中にたらすのみです。



●予防薬

 犬と同様、蚊のでるシーズンは予防が必要です。犬と同じ薬剤で予防は可能です。フェレット専用のフィラリアの予防薬はございません。

本院お勧めのフェレットのフィラリア予防剤 レボリューション


フェレットのには犬用の一番小さいサイズを、つぶして投薬してもらっています。
 

犬と同様な薬剤で予防は可能です。本院ではノミの予防も兼ねて、上記のレボリューションでの予防をお勧めします。背中にたらすのみです。

■その他フェレットの注意点
①異嗜が多い動物です。口にいれような物は付近におかないで下さい。

②人のインフルエンザがうつります。家族がかかっているときは注意して下さい。
③アリューシャン病は日本にもはいっています。抗体価・蛋白分画の測定は本院でも可能です。しかしアリューシャン病は残念ながら、かかった場合は有効な治療はありません。

 


 

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投稿者: オダガワ動物病院

2017.12.01更新

おsnake全身の発赤を伴った、フェレットの耳ダニ症


 ジステンパーのワクチンの接種に来た6ケ月の雌の症例です。

やたらよく掻くとの稟告がありました。

ノミもいないし、皮膚病変もなく、原因に困っていました。皮膚は全体的の赤くなっていました。

他のフェレットに比べて耳垢が多く、耳垢の検査をしたところ、耳ダニが発見された症例です。

a(写真1)

a(写真2)
(写真1、2)フェレットの耳の様子

1(写真3) 耳垢を検査したとこる発見された耳ダニ

 

 治療にはレボリューション®を使用しました。

点耳する必要がなく、背中に塗布するのみで、耳ダニに効能を示します。フェレットは動きが俊敏なのでこの薬剤は助かります。

耳ダニの卵には効果ないので、1回にみでは再発することが多いです。この症例は3ケ月分レボリューション®を処方しました。


 

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投稿者: オダガワ動物病院

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