小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
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2017.10.20更新

あ■チュアブル錠とは


  チュアブル錠の命名は『噛むこと』チュア(chew)と『できる』(able)からなります。また別名で咀嚼錠との言い方もあります。
 
 小学校低学年の方はシロップや粉薬から錠剤に移行する時期です。しかし錠剤を飲みこむことが大変な子供もいます。そこでお菓子のラムネをヒントに、口の中で噛んでも飲むことができる製剤を作りました。これがチュアブル錠が誕生した理由です。この製剤は嗜好性に優れていおり、噛んでも苦みはありません。水には溶けませんが、水なしで飲むことが可能です。口腔内で崩壊しても小腸から十分薬剤吸収できる特徴があります。

  普通の錠剤は胃で溶けて小腸から吸収されて薬効を示します。口腔内で噛んだ場合は吸収に変化が生じます。また水なしで飲むと食道に薬剤がついて食道炎をおこす場合もあります。
 
 最近ヒトの医療でよく見掛ける口腔内崩壊錠(OD錠)は水なしで飲むことが可能な点はチュアブル錠と同じです。相違は口腔内崩壊錠は口腔内で唾液などで自然に崩壊しますが、チュアブル錠は口腔内で噛み砕かなければ錠剤の形状が維持する点です。なお小腸からの薬剤吸収は両製剤とも良好です。

 私が知る範囲では、犬でのチュアブル錠は1993年カルドメック®チュブルとして初めて販売されたと記憶しています。その後いろいろな薬剤に適応されています。ヒト同様、噛んでも苦みが無く、嗜好性も良く、本院の経験では約95%の犬に投与できます。
 
 欠点は美味しさのあまり、犬がおやつと勘違いして、誤食する可能性があります。特にフィラリア薬剤は季節になると一度に6-8錠位、また慢性関節疾患は1ヶ月分など多くの薬剤が処方されるケースが多くあります。犬舎の上などに安易にチュアブル錠を置くと、知らない間にすべてを食べてしまったケースもあります。必ず犬の届かない場所に保管してください。

 またチュアブル錠の中には例えば牛肉をベースに製薬していることもあります。食事アレルギーの既往歴ある犬は、チュアブル錠の中に当確成分が入ってないか、かかりつけ獣医師とよく相談して使用を決めていく必要があります。


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投稿者: オダガワ動物病院

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