小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。
小鳥、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモットと小動物の専門的な診療を続けてきた動物病院です。

2014.10.03更新

猫のフィラリア症は犬と同様、犬糸状虫(Dirofilaria immitis)の感染でおきます。(写真は犬に感染した(Dirofilaria immitis

 一昔前まで、猫のフィラリア症は殆どないと考えられてきました。

 最近になって有病率(成虫寄⽣率)を調べる調査がおこなはれました。
 東京の世田谷、国立では15%も感染が診られています。

 また日本全国の猫のフィラリア症の30%が室内飼育のみの猫で起きています。

 犬のフィラリア寄⽣率が5-20%なので、陽性率も高いです。


難点は、猫のフィラリアは犬と異なり診断が厄介な点です。
 
 ⾝体検査では異常を検出することは多くありません。
あえてあげれば、元気消失、⾷欲不振、体重減少が診られますが、特異的な症状がないため、喘息と鑑別は難しいこともあります

 報告では急性症状として急性呼吸器障害、また慢性症状として嘔吐、発咳・呼吸困難があります。

 また突然死も診られます。

 診断はこれら臨床症状と胸部レントゲン、猫フィラリア抗体検査、猫フィラリア抗原検査、心臓エコーを組み併せておこないますが決定的な検査はありません。

そこで、唯一、猫のフィラリア症を予防できるのが予防薬です。
 
 写真のレボリューション(本院お薦め)を月1回(5-11月が本院のお薦め)背中に垂らしてもらうか、(ノミも駆虫可能)

また経口薬を飲むことで、未然に予防できます。70-80%の猫は経口薬は可能です。



作者: オダガワ動物病院

新着情報

一覧へ >
2014/11/02
11月の診療時間変更のお知らせ。
2014/11/02
猫の去勢・避妊手術の川崎市の補助はあとわずかです。獣医師会の補助は今年は終了しました。
2014/11/02
時間外診療および、時間外診療施設のご案内
2014/09/01
ホームページリニューアルしました。
犬の診療カルテ 猫の診療カルテ 小鳥の診療カルテ ウサギの診療カルテ ハムスターの診療カルテ フェレットの診療カルテ モルモットの診療カルテ